宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

2007-09-07 10:01:59 | 徒然



自ら無芸大食を任ずる私が、いくつかあげることの出来る数少ない趣味と呼ばれるものの中に「本を買う」というのがある。
「読書」と言わずに、「本を買う」というのは、週に一度は訪れる本屋ウォッチングで、気の向くままに購入するのはいいのだが、結局は全部読み切ることがなく、未読のままそこここに積み上げられているということが多いからである。

というのは数年前迄のことで、最近は極力それを控えている。
特に小説の類は、図書館を利用することで、これ以上蔵書が増えないように心掛けてはいるが、自己啓発の類や、いわゆるノウハウ本は図書館にはほとんどないし、その存在を知ったときが読みたいときでもあるので、購入することにしている。
但し、それもかなり厳しい選別眼でもって、ふるいにかけるようにしている。

だが、たまに魔が差したように次々と購入すべき本が出てくる日がある。
特にそういう日は、何かに迷っているとか、何かの指針が欲しい状態の時が多い。
実はこの日がそうだった。

日々の暮らしの中で、これからの生き方を模索するとき、どのベクトルに進むべきかを決めかねていたり、何かヒントを欲しているときに参考になりそうなものは片っ端から読んでみたいという気になるものだが、頭の何処かで「そんなん全部は無理や」という冷静な判断もしている。

だから、なるたけ買わない方向で検討しつつもついこれだけは買っておこうと決めた本。

これで読まなければ、私は当分本を買わない方がいいのである。





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