昨晩放映されたテレビドラマ。
その題名にはなんとなく聞き覚えがあったが、よくは知らなかった。
それは、なんとなく不幸な男の物語程度の認識だったが、それがBC級戦犯の話だとは思ってもみなかった。
要するに、観たことはないが、題名はなんとなく覚えているというほどの有名なドラマだということである。
調べてみると、随分昔にフランキー堺主演で放映されたもののリメイクらしい。
それも大幅に脚色されて。
まあ、そんなことはどうでも良い。
大学生である主人公が、割と早い時期に招集されて出征するというシーンから始まるのだが、ここがなんだか不自然。
だって、学徒は最後まで優遇されて、いよいよ行き詰まったという局面を迎えてようやく学徒出陣となったのではなかったか。
主人公は自分から望んで出征したわけではないのだから、本来ならその学徒出陣の時期になるのではないか。
一旦はアジアのどこかの国に出征するが、やがて帰国して、新潟の捕虜収容所の所長?となる。
戦争末期に、水もあれば食料も、電気もきている優良な施設に赴任している様を眺めていると、同じ兵隊でも運次第でこんなにも開きがあるんだと感じる。
「硫黄島の手紙」を観た後だったからかも知れない。
まあ、それ以前に、自分ならどこの部署で散りたいかということを中学校の頃に考えたことがあって、密林に派遣される陸軍兵士だけはごめんだと思ったことがあるにはあるが。
どんな死に方でも「死」には違いないが、泥と汗にまみれて空腹を抱え、マラリアや赤痢との病魔とも闘わなければならない。
これは考えただけでもきつい。
それから比べると、なんだ内地勤務は嘘みたいに楽じゃないか。
そうか、てことは憲兵なんかが一番楽なんじゃないか。
結局、その差は運だったり世渡りの巧拙だったりするのか。
なんてことを思いながら観ていると、状況は一変する。
それは、捕虜収容所に勤務していた兵士はかなり高い確率でBC級戦犯になるんだということを初めて知ったからである。
そんな理不尽な。
確かに前線で闘うようなリスクはないが、それだって自分で好んでなった訳ではない。
そも、戦争に加担することすら望んでいた訳ではないのである。
それを無理矢理引っ張っておいて、戦争に負けたからといって戦犯だなんて。
それも味方である同胞が追いつめるという図にはなんとも間尺に合わない思いが募る。
結局ここでも世渡り上手な転向組がうまくすり抜けて美味い汁をすするように出来ている。
結局戦争は、人を大きく二極分化させただけのことなのではないか。
すなわち、高潔の士は散り、ずる賢い人間が生き残る。
ちょっとうがち過ぎか・・・
その題名にはなんとなく聞き覚えがあったが、よくは知らなかった。
それは、なんとなく不幸な男の物語程度の認識だったが、それがBC級戦犯の話だとは思ってもみなかった。
要するに、観たことはないが、題名はなんとなく覚えているというほどの有名なドラマだということである。
調べてみると、随分昔にフランキー堺主演で放映されたもののリメイクらしい。
それも大幅に脚色されて。
まあ、そんなことはどうでも良い。
大学生である主人公が、割と早い時期に招集されて出征するというシーンから始まるのだが、ここがなんだか不自然。
だって、学徒は最後まで優遇されて、いよいよ行き詰まったという局面を迎えてようやく学徒出陣となったのではなかったか。
主人公は自分から望んで出征したわけではないのだから、本来ならその学徒出陣の時期になるのではないか。
一旦はアジアのどこかの国に出征するが、やがて帰国して、新潟の捕虜収容所の所長?となる。
戦争末期に、水もあれば食料も、電気もきている優良な施設に赴任している様を眺めていると、同じ兵隊でも運次第でこんなにも開きがあるんだと感じる。
「硫黄島の手紙」を観た後だったからかも知れない。
まあ、それ以前に、自分ならどこの部署で散りたいかということを中学校の頃に考えたことがあって、密林に派遣される陸軍兵士だけはごめんだと思ったことがあるにはあるが。
どんな死に方でも「死」には違いないが、泥と汗にまみれて空腹を抱え、マラリアや赤痢との病魔とも闘わなければならない。
これは考えただけでもきつい。
それから比べると、なんだ内地勤務は嘘みたいに楽じゃないか。
そうか、てことは憲兵なんかが一番楽なんじゃないか。
結局、その差は運だったり世渡りの巧拙だったりするのか。
なんてことを思いながら観ていると、状況は一変する。
それは、捕虜収容所に勤務していた兵士はかなり高い確率でBC級戦犯になるんだということを初めて知ったからである。
そんな理不尽な。
確かに前線で闘うようなリスクはないが、それだって自分で好んでなった訳ではない。
そも、戦争に加担することすら望んでいた訳ではないのである。
それを無理矢理引っ張っておいて、戦争に負けたからといって戦犯だなんて。
それも味方である同胞が追いつめるという図にはなんとも間尺に合わない思いが募る。
結局ここでも世渡り上手な転向組がうまくすり抜けて美味い汁をすするように出来ている。
結局戦争は、人を大きく二極分化させただけのことなのではないか。
すなわち、高潔の士は散り、ずる賢い人間が生き残る。
ちょっとうがち過ぎか・・・
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