昨日はバレンタインデーでした。アメリカでもバレンタイン・デーは一大イベント。同時に今日は、カトリック教徒には大事な、イースターの46日前、「灰の水曜日(Ash Wednesday)」でもあります。で、日本では「ふんどしの日」なんですって?今年、初めて知りました。なんでも記念日にしてんじゃねぇっ!って気もしますが、きっと恋人たちがカードやプレゼントを交換し合って楽しい日であったに違いない、フロリダの高校でまたしても銃乱射による大量無差別殺人という悲劇が起こりました。マイアミの近くのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校に、この学校を去年、退学になった19歳の男が17人を殺害するという悲劇が起こりました。
銃による無差別殺人はアメリカでは日常茶飯事、いちいち大々的に報道されません。今年だけでもケンタッキー州の高校生が校内で2人を射殺し、死者は出ませんでしたがカリフォルニア州の学校でも生徒による発砲事件がありました。ですが、今回は被害者の数が多いことで、大きく取り上げられています。昨年には、10月にはラスベガスで58人が殺害された事件もあり、その動機もまだ解明されていません。これはコンサート会場に向けた全くの無差別殺人ですが、銃乱射事件は、職場や学校での事件が多い。
学校内で起きた無差別殺人として、直ぐに思い浮かぶのが、1966年のテキサス大学オースティン校で発生したのテキサスタワー乱射事件。そして、13人が殺害された1999年のコロンバイン高校銃乱射事件、2007年のバージニア工科大学の事件、そして20歳の男が幼い子供たちを含む26人を殺害したサンディフック小学校事件。
コロンバイン高校の事件は、全米い大きな衝撃を与え、後に、マイケル・ムーアが「ボウリング・フォー・コロンバイン」という映画でも取り上げられました。コロラドに住んでいる時、息子たちが通っていた小学校が、コロンバイン高校と同じ学校区内で、生徒の言動に大変に敏感でした。上息子は、口喧嘩して、相手に「I will kill you!」と言って停学を食らいましたし、同級生の女の子が、やっぱり仲良しと口ケンカして「I want to kill myself」と言ったのを聞かれて、精神科に送られる結果に。因みに当時、上息子は小学4年生。
目前のクリスマスを楽しみしていたであろう、幼い子供たちが被害に遭ったサンディフック小学校の事件は、今、思い出すだけで涙が出ます。本来、学校とは、災害時のシェルターの役目を兼ねるように、安全であるべき場所です。朝、いつもと普通に送り出した我が子と、その友人たちが、恐ろしい状況の中、絶望に満ちた最期を迎え、二度と返って来なかった親御さんたちの気持ちを思うと、自分も親として悲しみで一杯になってしまいます。たとえ生き残っても、恐怖の記憶は、決して去ることはない。子供たち本人も、その親御さんたちもまた、平穏に暮らすことが難しのではないでしょうか。
それにしても、ほんの数分間で大量の殺人を可能にするライフル銃とは、なんと恐ろしい武器なのでしょう。今回のフロリダの事件も、昨年のラスベガスの事件も、使われたのは「AK15タイプ」という「連射可能で火力の強いアサルトライフル」。今回の犯人は、普段から情緒障害が認められ、大量の武器と共に「これを使って殺したい」という内容をSSNにポストしていました。
幼いころに養子に出て、最近、その養父母を亡くしたばかりという悲劇的な家庭環境にあったことが伝えられていますが、ただでさえ、問題行動で高校を退学になり、ご近所でも評判の情緒不安定に加え、育ての親を亡くして益々不安定な上、今回の事件を示唆していたにも関わらず、なぜ事前措置が取れなかったのかと、今後、問題になりそうですが、ラスベガス事件の犯人にしろ、今回にしろ、アメリカ政府はもスリムのテロリストばかり警戒していますが、実際には、アメリカ人を無差別に殺しているのはアメリカ生まれのアメリカ人の白人です。テロ攻撃の何百倍もの速さでアメリカ人を殺しているのは銃です。
ですが、今後もトランプ政権は、イスラム教徒への攻撃を緩めることはないでしょうし、イスラム教徒の入国を禁止しようとし、実際主義的政策を批判し否定し続けるのでしょう。世界的にアメリカに対する憎悪の種をまき散らし、国内の分断を進め、アメリカをどんどん弱体化させていく。今回もまた、銃規制の話題は一瞬だけ騒がれ、そのままお流れになるでしょう。アメリカは変われない。変わらない。#MeTooは、極端な方向に降りすぎてしまっているように思いますが、銃規制の報告に振り子が触れることはこの先もないのでしょう…
銃による無差別殺人はアメリカでは日常茶飯事、いちいち大々的に報道されません。今年だけでもケンタッキー州の高校生が校内で2人を射殺し、死者は出ませんでしたがカリフォルニア州の学校でも生徒による発砲事件がありました。ですが、今回は被害者の数が多いことで、大きく取り上げられています。昨年には、10月にはラスベガスで58人が殺害された事件もあり、その動機もまだ解明されていません。これはコンサート会場に向けた全くの無差別殺人ですが、銃乱射事件は、職場や学校での事件が多い。
学校内で起きた無差別殺人として、直ぐに思い浮かぶのが、1966年のテキサス大学オースティン校で発生したのテキサスタワー乱射事件。そして、13人が殺害された1999年のコロンバイン高校銃乱射事件、2007年のバージニア工科大学の事件、そして20歳の男が幼い子供たちを含む26人を殺害したサンディフック小学校事件。
コロンバイン高校の事件は、全米い大きな衝撃を与え、後に、マイケル・ムーアが「ボウリング・フォー・コロンバイン」という映画でも取り上げられました。コロラドに住んでいる時、息子たちが通っていた小学校が、コロンバイン高校と同じ学校区内で、生徒の言動に大変に敏感でした。上息子は、口喧嘩して、相手に「I will kill you!」と言って停学を食らいましたし、同級生の女の子が、やっぱり仲良しと口ケンカして「I want to kill myself」と言ったのを聞かれて、精神科に送られる結果に。因みに当時、上息子は小学4年生。
目前のクリスマスを楽しみしていたであろう、幼い子供たちが被害に遭ったサンディフック小学校の事件は、今、思い出すだけで涙が出ます。本来、学校とは、災害時のシェルターの役目を兼ねるように、安全であるべき場所です。朝、いつもと普通に送り出した我が子と、その友人たちが、恐ろしい状況の中、絶望に満ちた最期を迎え、二度と返って来なかった親御さんたちの気持ちを思うと、自分も親として悲しみで一杯になってしまいます。たとえ生き残っても、恐怖の記憶は、決して去ることはない。子供たち本人も、その親御さんたちもまた、平穏に暮らすことが難しのではないでしょうか。
それにしても、ほんの数分間で大量の殺人を可能にするライフル銃とは、なんと恐ろしい武器なのでしょう。今回のフロリダの事件も、昨年のラスベガスの事件も、使われたのは「AK15タイプ」という「連射可能で火力の強いアサルトライフル」。今回の犯人は、普段から情緒障害が認められ、大量の武器と共に「これを使って殺したい」という内容をSSNにポストしていました。
幼いころに養子に出て、最近、その養父母を亡くしたばかりという悲劇的な家庭環境にあったことが伝えられていますが、ただでさえ、問題行動で高校を退学になり、ご近所でも評判の情緒不安定に加え、育ての親を亡くして益々不安定な上、今回の事件を示唆していたにも関わらず、なぜ事前措置が取れなかったのかと、今後、問題になりそうですが、ラスベガス事件の犯人にしろ、今回にしろ、アメリカ政府はもスリムのテロリストばかり警戒していますが、実際には、アメリカ人を無差別に殺しているのはアメリカ生まれのアメリカ人の白人です。テロ攻撃の何百倍もの速さでアメリカ人を殺しているのは銃です。
ですが、今後もトランプ政権は、イスラム教徒への攻撃を緩めることはないでしょうし、イスラム教徒の入国を禁止しようとし、実際主義的政策を批判し否定し続けるのでしょう。世界的にアメリカに対する憎悪の種をまき散らし、国内の分断を進め、アメリカをどんどん弱体化させていく。今回もまた、銃規制の話題は一瞬だけ騒がれ、そのままお流れになるでしょう。アメリカは変われない。変わらない。#MeTooは、極端な方向に降りすぎてしまっているように思いますが、銃規制の報告に振り子が触れることはこの先もないのでしょう…