わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

ブラックパンサー

2018-03-04 | 映画・ドラマ・本
正直に白状しちゃいますと…期待ほどじゃなかったな…

 前評判も高かったし、予告もワクワクした。公開後も絶賛の嵐って感じだったのに。劇場には、きっと普段は映画見に出掛けななそうな、そして、かつて人権運動に参加してたかもしれない黒人のおばあちゃんも何人か見かけて、大げさかもしれないけど、これは歴史的な映画かもって思いました。でも、過剰なまでの好評ぶりは、黒人ヒーローの映画だから誉めなきゃいけないって、無言の了解というか、そんな空気があるんじゃないかと…



 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の時のブラック・パンサーは、アクションがシャープで超かっこよかったので、ティ・チャラがブラックパンサーのスーツを着て活躍する爽快アクションをのかと思っていたのですが、そうじゃなかった。アフリカの開発問題や世界規模での格差やら、国際的社会問題にも踏み込んでて、しかも、その技術力や繁栄を自分たちだけで享受するのを止め、国を開こうというのは、内へ、内へと向かっている米国に対するメッセージとも取れるような?

 そういった部分も、この映画が初動だけの話題作ではなく、アメリカでは息の長いヒットになっている一員かとも思います。アフリカン・テイストの超近代都市に、その大多数の人口を連れ去られなかったら、豊富な資源が有ったなら、実現していたかもしれない国の姿に思いを馳せる、というアフリカ系アメリカ人映画評論家のレビューで読みました。ワカンダの人々がしゃべる英語がアフリカ訛りで、一方のキルモンガーはアフリカ系アメリカ人英語なのも、細かいと思った。

 私は、キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンが好きなので、死んじゃったのが勿体無い。王様と仲良くなって。キャプテンとバッキーみたいに支え合ってほしかったな。この映画では、女性陣がかっこいいんだけど、中でも、私は天才科学者の妹ちゃんが好き。いくらヴィヴラニウムを自由に使えるとはいえ、彼女の科学力は、トニー・スタークを軽々と凌駕してそうです。もう、秘密結社鷹の爪の、レオナルド博士レベル?


好きです


でも、こっそり思っちゃったんだけど、この映画って、
アフリカ系アメリカ人「アフリカは俺の故郷」
アフリカ人「よそ者出てけ」
って、お話じゃないの…(ボソ)

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