わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

さらりとNoと言える日本

2012-10-02 | 時の話題
 よっしゃあ!NYの日本総領事館もグッド・ジョブ!

 米紙ニューヨーク・タイムズの著名なコラムニスト、ニコラス・クリストフ氏が先月、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「中国の立場に同情を感じる」と論説し、ニューヨークの日本総領事館は2日、論説には「重要な誤りがある」とする反論を同紙に投稿した。
 クリストフ氏は「釣魚・尖閣諸島をめぐる不都合な真実」と題する9月19日電子版掲載の論説で、台湾出身の研究者が集めた当時の日本政府の文書に「日本が1895年に戦利品として事実上、中国から島々を奪ったことを示す」記述があるなどと指摘。中国が領有権を持つことを示す極めて説得力のある証拠だと論じた。
 これに対し総領事館は、川村泰久首席領事名の反論の投稿で、文書は「当時の過程の一部にすぎない」などとしてクリストフ氏の見解を否定。「尖閣諸島は日本固有の領土であり、歴史的にも国際法上も疑いない事実だ」と日本政府の立場を改めて強調した。(ソース:ヤフー!ニュース 時事通信より転載) 


 実はこの、クリストフって輩は、今までにも日本を貶める記事を垂れ流してきたトンデモ野郎。しかも、尖閣に関しては、中国のもんだって主張して、NY総領事館に反論されたのは、今回が初めてじゃないんだぜ。いい加減に学習しろよ。嫁が中国系アメリカ人なので、ここでまた、おれの、おれの、おれの話を聞け~!ってやったつもりだろうけど、三度、領事館に正式反論されたわけ。こんな、偏った資料・情報、偏見を元にした記事を公共に曝すようなヤツを、ジャーナリストと読んでもいいものか?おーい、コロンビア大学く~ん、ピュリツァー賞取り上げてちゃって!

 かつての日本人の世代には、欧米やそのジャーナリズムに対して、やや萎縮しているところがあったと思います。一部には、盲目的信仰、と、いってもいいのではないかと思うような論調もあった。でも、日本の外交官たちが若い世代に交代するにつれ、堂々と世界に付き合えるようになったのは嬉しいことです。私の世代には、スポーツ選手も一人で日本を期待を全て背負い、悲壮な覚悟でオリンピックに面したものです。伊藤みどりさんの「金を取れなくてごめんなさい」は、それを象徴する言葉かと。

 それが、先のロンドン・オリンピックでは、自分のために「銀で悔しい」と言える選手たちが目立った。今じゃ、メジャー・リーグで日本人選手が着実に成績を上げ、サッカーでは、「キャプテン翼」のファンタジーを超えてしまったかのように、世界の一流リーグで日本人選手が活躍しています。しかも、なでしこジャパンは、W杯優勝まで果たしてしまった。多くの分野で世代交代が進み、世界に臆することない日本人が出てきた。にも関わらず、相変わらず古い世代が根を張ってるのが、政治の世界。野田さん、一体なんですか、あのわけワカメな新内閣は?さっさと解散せぇ。安倍さんは、やっぱり健康面が心配だけど、これは石破氏に後を託すための布石なのかな?二世、三世とはいえ、若い政治家たちが出てきているのも頼もしい。あとは、マスコミの世代交代が必要かな?

 かつて、石原知事は「Noといえる日本」なんて本を出して、物議を醸しだしたけど、若い政治家たち、官僚たちは、全く気負わず、さらりと、「No」と言ってくれそうです。今回のNY総領事館の反論記事も、先のLA総領事館のLA Timesへの抗議も、日本が「No」を表明した例といっていいでしょう。しかも、叩きつけた、とか、悲愴の覚悟で、っていうのではなく、大人としての品格を持って、洗練された「No」を返した。民主党の為体や、ヘタな外交、東北復興の遅れ等々、時代を切り取って見れば、稚拙な所も多い日本ですが、着実にLevel Upもしていると思いますよ。

 今の中国は、甘やかされたティーンエージャーみたいなもんです。大人の様子をうかがって、そのリミットを試しているようなトコがある。身体はでかいし、力も強いけど、精神とオツムはついていってない。そんなガキをどう扱うか、日本やアメリカの度量も試されていますよ。



アメフト部のスター選手みたいなモンか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿