わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

コロンバス・デーの憂鬱

2012-10-09 | アメリカの高校
 急に肌寒くなって来ました。コタツ出したいな。出しちゃおうかな。もう10月だしな… でも、ここでいきなり、来週辺りサンタ・アナの風(何日か前の記事参照)が吹いたりしたら、かなり虚しい事になりそうだしな…

 昨日書くつもりだったネタ、山中博士のノーベル賞受賞に興奮して書き忘れたので、今日に持ち越し。昨日は10月の第二月曜日、コロンバス・デーで祭日でした。言わずと知れた、いよーくにだの1492年コロンブス、アメリカ到着を祝う日なのですが、元々の住民にとっては、侵略者がやってきた日なわけで、昨今では微妙な扱いになっています。ネイティブ。アメリカン人口の多いコロラド州では警戒日でした。当然、学校も通常通り。カリフォルニア州でも、公式に祝祭日には含められておらず、わに息子たちの通うレドンドビーチ学校区では、いつも通りの登校日でしたが、おとなりのトーランス市は休校日。そのかわり、レドンドビーチ学校区がお休みだった、先週のユダヤ教の祭日は、トーランス市では登校日でした。隣同士に位置する街でも、祝日と決める日が違うというのは、市内の人口構成が伺えて、興味深いです。

ホームランドセキュリティ
1492年以来テロリストと戦闘中


 一時、「インディアン」という言葉は差別用語だというので、結構な言葉狩りが行われていましたが、最近、ネイティブアメリカンを指して「Indians」と表示している記事を、新聞(LA Times)や週刊誌(何だったか忘れた)で見かけて、ちょっと驚いています。これって抗議来ないのかな、と思ってたけど、今の今まですっかり忘れてて、その後の新聞の読者の声欄とかを気をつけてチェックしてなかったんで、後からどうなったか知りません。

 アフリカ系アメリカ人という呼び方はすっかり定着しましたが、そうなると、今度は自分たちを「black」と表現する若い世代も出てきたりして、一筋縄でいかないのは判っていましたが、この名称の由来が、コロンブスがアメリカ大陸に着いたのを、すっかりインドだと思っちゃった、てへv なんで、インディアンって呼び方が、復権するとは思わなかった。だって、これって、呼ぶ側にとっては恥ずかしい間違いだし、呼ばれる側にとってはバカにされたような気がするじゃないですか。

 この調子で、コロンバス・デーもいつのまにかウヤムヤになって、普通の祝祭日の戻る日が来るかも(?)なにしろ、この国の首都は、Washington, District of Columbia(コロンビア特別区)で、コロンブスにちなんだ名前がついてるし、DCのユニオン駅前には、どーん!とコロンブスのでかい大理石像が立ってるし、今さら無かったことには出来ないでしょう。ところで、DCに住んでいた頃は、コロンバスデーは普通に祝日でしたよ。


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