わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

いだてん

2019-01-19 | 映画・ドラマ・本
 ネットの海に生還し、早速、見逃していた今年の大河ドラマ「いだてん」の第一話と二話を見ました。全く大河らしからぬオープニングが目新しい。川から顔出す阿部サダヲさん、シュールだ。時代も場所もお話もポンポン飛び回る第一話には、テンポの良さが心地よくはあれど、正直、目がテン。でも、続けて二話目を見たら、これは面白い!でも、一気に続けて観てなかったら、早々に見限ってたかも。でも、さすが観客をノセるのが巧いと定評のクドカン。しかし、NHKも思い切ったねぇ…

 第二話は、前半主人公、金栗四三さんの少年時代振り返りでした。子供時代を演じた子役さん、素朴な、マルコメ味噌の小坊主さんみたいな男の子の自然な演技が好感持てました。「直虎」の時は、子役のわざとらしい演技が鼻について挫折しちゃったのだな。オープニングも魅力なかったし。昨年度の「西郷どん」は、大河らし壮大なオープニングと、西郷どんたちが子供の頃のエピソードの、自然な子供達の爽やかさが、一年間観続けるきっかけになりました。同じ熊本つながりで、「西郷どん」に出てきた光景が出てきたのも嬉しかった。そして金栗さんのお宅は、西郷さん家よりずっと立派だった。


西郷どん、でかっ!

 そして私の世代にとっては、熊本出身と言えば、この方!な、いまの君はピカピカに光ってぇ~、の、宮崎美子さん!お母さん役を演ずるようになってもチャーミング。志ん生師匠の奥様役で、ご自分のお祖母さん役な池波志乃さんも、上品できれいだし、溌剌とした宮瀬はるかさんも素敵です。思わず、四三さん、背後に気を付けて!その人、凄腕スナイパーや!とか、思っちゃったけど(←違う)。男性主人公でも、脇を固める女性が魅力的なのは、ドラマを見続ける大事な要素だと思う。

 中村勘九郎さんの、突拍子もない行動に出るけど、純粋な心を持つ爽やか好男子は、「銀魂」のゴリラ隊長(すみません)役に繋がりますね。昔から、歌舞伎の御曹司がTVドラマに出演することは珍しくなくても、ここまで吹っ飛んだ役をやったのは、勘九郎さんが初めてではないでしょうか?

 原作なし、近代史で、大河ファンには敬遠されるかもしれない「いだてん」、初回も二話も視聴率は良くなかったらしいけど、私は暫く…望むなら今年一年間、付き合ってみたいと思います。大河は悲劇が約束されたお話が殆どですが、今作はハッピーエンドが訳されているし、人死にもないし、2020年の東京オリンピック前哨戦として楽しみたいな。

 私は、今どきの役者さんとか余り知らないので、どんな人が演じてるのかな?と、NHKのサイトに見に行ったら、いきなり、
ですよ。酷いわ なんで、国外在住日本人を、こんなに差別するの~

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2 コメント

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Unknown (お母さん)
2019-01-24 01:14:43
いやーわにさんのレビューはいつも素晴らしいですね。私はほんとにレビューが苦手なんですよ。レビューブログ運営始めたんですが、考えをまとめて書くのが下手なんで苦しくて毎回死んでます。わにさんのレビューすごく参考になります!

いだてん、私は俳優陣が好きな人ばかりなので見てます。面白いけどあれは大河ではないですねー。ギャグを盛り込みすぎですよねw
そして確かにテンポがよすぎて、私は3話目までイマイチストーリーについていけませんでした。3話でようやく話が理解できた気がします。

あの公式サイトの海外ブロックなんなんですかね!?中国からサイバー攻撃でもうけてんの?って私も画面に向かってツッコミしたよ。見せろ!ですね。
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お母さん様 (わに)
2019-01-24 08:16:23
ありがとうございます。でも、私も色んなレビューサイト見て、なるほど役に立った!と、思う一方で、自分は本当に好き勝手言ってるだけやな…orzと。
そうそう、あれは大河じゃない。面白いけど。
3話目は、四三さんの個性が前面に出て更に面白かったです。いやー、窓の格子がいい仕事してましたねwww

ほーんと、日本国外では視聴できません多すぎ。国外から公式が見られないから、下に中国語や韓国語の字幕がくっついてる怪しいサイトに頼っちゃって、悪循環だと思うんですけど!
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