万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ 鶯(うぐいす) の歌です。
ウグイスは、全国に生息し、春(はる)に「ホーホケキョ」と鳴くことで知られています。早春に鳴くことから春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれます。
万葉集/巻17-3966 作者/大伴家持(おおとものやかもち)
うぐひすの 鳴き散らすらむ 春の花
いつしか君と 手折(たお)りかざさむ
【意味】ウグイス鳴いてきっと散らして いることでしょう春の花
なるべく早くあなたとともに 手折って髪に挿しましょう
※「いつしか」早く。できるだけ早い時期に。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、「姿は見えづらいが鳴き声が有名なウグイス.」/無料(フリー)写真素材を使用
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