筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻17-3966 生き物を詠んだ歌   鶯(うぐいす) 2024年2月

2024年02月10日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  鶯(うぐいす) の歌です。
ウグイスは、全国に生息し、春(はる)に「ホーホケキョ」と鳴くことで知られています。早春に鳴くことから春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれます。

万葉集/巻17-3966  作者/大伴家持(おおとものやかもち)

うぐひすの  鳴き散らすらむ  春の花
                      いつしか君と    手折(たお)りかざさむ 

【意味】ウグイス鳴いてきっと散らして いることでしょう春の花
    なるべく早くあなたとともに 手折って髪に挿しましょう

 ※「いつしか」早く。できるだけ早い時期に。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「姿は見えづらいが鳴き声が有名なウグイス.」/無料(フリー)写真素材を使用

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「おはようの花」 カンザキ... | トップ | 「おはようの花」 フユシラズ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

20.万葉の花鳥風月」カテゴリの最新記事