昨日の「はなまるマーケット」
見ていただきましたか?
「タコの秘密が気にる・・・
」とおっしゃっていた鬼ちゃんの耳たぶさん、タコ好き
の田舎っぺ大将さん、ディーンさん、そして、「なぜ、7月1日のテーマが『タコ』なのか考えても疑問が深まるばかり・・・
」とおっしゃっていたこんがりトーストさん疑問は解決しましたか?
番組の中でもご紹介しましたが、今年は7月1日が暦上で、半夏生(はんげしょう)という日にあたります。これは夏至から数えておよそ10日後のことで、地方によって「この日までに田植えを終えること」、また、北の方では「この日から田植えを始めること」など、農家の方々にとっては、農作業の目安になっていた日なんですね。そして、関西の一部ではこの半夏生の日に、田植えを終えた農家の方々に庄屋さんが「お疲れ様」とねぎらい、お祝いの席を設けてご馳走したといわれています。このご馳走の中にタコがよく使われたということなんですが、なぜタコなのか?という説はいろいろあって、「稲の穂の根っこがタコの足のようにちゃんと地中に根付くように」と言う説やら、「もともと関西では、タコは『赤い』『吸い付く』『日持ちがする』などということから、婚礼などのお祝いの席にはかかせない」という説などいろいろあります。
この、もともとは一部の地域で行われていた風習に目をつけたのが某大手スーパーで、「バレンタインデーにチョコレート」「土用の丑の日にうなぎ」「節分に恵方巻き」というように、「半夏生はタコを食べる日!」と売り出したのが約10年前ぐらいということで、今では主な大手スーパーやら、デパートなどの食品売り場では毎年この日にタコを特売するようになったということなんですね!
さて、今回番組では特に「タコの切り方」に注目してみました。
例えば同じタコのお刺身でも、普通に削ぎ切りするとツルッとした食感ですが、表面にギザギザをつけるギザギザ切り(ゲストの三宅裕司さんに「ギザギザ切りって、もう少しいいネーミングはないの?」と言われてしまいましたが・・・
)にすると、今度はプリッとした食感になって、全然違う味わいになります。これには特に柴田理恵さんが「噛む音まで違う!
」と驚いていらっしゃいました。
ぜひミファソ♪さんも、タコ大好きの息子さんといっしょに食べ比べして「はなまるごっこ」してみてくださいね!
そのほか、『出番です』さんもコメントくださったように、「加熱する場合には是非隠し包丁をいれてみて!」という提案をしたのですが、特に私のお薦めは、から揚げにするとき!
私は「タコのから揚げ」が大好き
なんですが、今までは自分で料理するとタコがものすごくちぢんで固くなっちゃったり
、あとパンパンはねて、鍋ぶたを盾のようにしながら、ものすごく遠くからへっぴり腰で揚げたり
と、情けなかったのですが、タコを大き目の削ぎ切りにして両面に隠し包丁をしてよけいな水気をちゃんととれば、はねることなく、しかもベチャッとしないで、やわらかくておいしいから揚げができます
ぜひぜひびーさん、ココタンさん、タコのから揚げに挑戦してみてください!

(ちなみにココタンさん、髪の毛の「たてロール」は「たこロール」ではなかったのですが
、実はタコの形のネックレスをしていたんです
・・・・でも小さすぎて見えなかったですよね・・・・
goomasutaaさんは、私の本「へのカッパ」を読んでくださったんですね!ありがとうございます
)
このほか、炒め物、煮物のときのお薦めの切り方や、隠し包丁の入れ方、そして「タコは中途半端に加熱すると固くなるので、短時間加熱で調理しよう」という提案をしました。料理人のみなさんがおっしゃるには、やわらかくするには大きな塊のまま最低一時間半から2時間以上は煮込まなくてはならず
、40分~50分までは加熱すればするほど固くなる一方だということなんです。
それぞれ、いろいろなタコ料理レシピもご紹介しましたので、見逃してしまった方は「はなまるマーケット」公式ホームページをクリック!
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/tokumaru/t080701.html
こちらは放送から一ヶ月しかアップされないのでお早めにご覧下さいね!
ところで、今回の取材中、
私は大変なことに気がついたんですぅ!
私ったら、あることを46年間ずーっと間違えていたことが判明・・
それは六本木八山の料理長中嶋さんに「タコの和え物」を習っていたロケ中のこと・・・・
中嶋さん
「和え物にするにはこのように切ります」
わたし
「あ、拍子切りですね」
中島さん
「庄司さん、拍子切り、ではなく拍子木切りですよ」
わたし
「えっ
ひょうしぎりではなくひょうしぎぎり???
えーーーーっ!ずーーーっっと間違えていた!
」
そうなんです・・・・・・
あの「拍子木切り」というのは舞台の幕を上げるときや、火の用心などのときに使う「拍子木」に形が似ているから「拍子木切り」なのであって「拍子切り」ではないんですね!冷静に考えれば当然なのに、私は意味は知っていたのになぜか、「拍子木に形が似ている拍子切り」だと思っていて、今まで番組でも「拍子切り」と発言していたんです。お恥ずかしい・・・・!
ただ言い訳ではありませんが
、世の中には私と同じ勘違いをしている方々も多いようで、スタッフの中にも「うわっ!私も間違えていた!
!」と言う人が続出・・・・
さらに例えばインターネットで「拍子切り」と検索してみると、結構大きなお料理サイトでも「拍子切り」と明記されているページが多く見つかります。言葉で発音してみると「ひょうしぎぎり」と言うのが言いづらいのでついつい「ひょうしぎり」と発音してしまい間違って広まってしまったのかもしれませんね・・・・


しかし、こんなことはアナウンサーとして言い訳にならず、まったくお恥ずかしい限り・・・・


この年まで大きな勘違いをしていたことが判明して冷や汗をかいたロケでした・・・・・・