千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

台風一過

2013年09月22日 | 千曲川の動物
9月16日(2013)の台風18号で千曲川は久々の増水となった。いつも犬と散歩する河川敷は濁流に呑まれていた。
台風が通り過ぎるとすっかり空気が入れ替わり、気温は高いけれど爽快な風が吹いた。秋だ。

水の引いた川原を歩くと、ここは少し生臭い。
どこから流されてきたのか、夥しいザリガニが死んでいる。







あの激流ではどうにもならなかっただろう。







そして水が引き始めても本流へ泳ぎ帰ることができない。それにしても沢山だ。





こちらはサワガニ。川から遠くなってしまった場所で、乾いた砂の上を歩いていた。
ザリガニよりは陸上に強いから生きていたが、つまみ上げると弱々しくあがくばかりだった。



川まで持って行き浅瀬に放す。カニは水底にじっと動かず、全身に水が沁みわたるのを待っているようだ。



このカニ、数日中に恩返しにやって来るのではないかと思っている。

ちょっきんちょっきん、お礼にあなたの悪縁を切りませう、ちょっきんちょっきん。