週末、小学校6年生時代のクラスの同窓会があった。
担任としてお世話になっていた先生が、今春をもって長年の教師生活を終え、
退職したことのお祝いを兼ねての集まりとなった。
最後の同窓会から20年ぶりという、長い隔たりがあったにもかかわらず、
『あれれ…、顔と名前が一致せえへん…、誰やったかなあ…』
ということは全くなく、
全員のことを迷いなく認識できた互いによそよそしさなどはなく、アットホームな雰囲気だった。。
記憶というものは不思議なものだ…
同窓会の前、6年生時代のことを考え、
「どんな仲間がいたっけなあ…、どんなことして遊んだかなあ…」
と思い巡らせても、
その記憶の糸を手繰り寄せることはなかなか容易なことではなかった。
けれども、ひとたび昔の仲間と顔を合わせ、その声を聞けば、
驚くくらい鮮明な記憶が、次々と蘇ってきた。
それぞれの昔の思い出の断片が折り重なり、話題は尽きず
とても時間が短く感じられた。
心なしか、自分もちょっぴり若返ったような気がした。