横浜の印刷会社シュービの村田です。
オフセット印刷の品質を安定させるのは、水加減だと思います。インキを版(PS版・刷版と言います)上の線画部にだけ乗せる為に、浸し水を使います。
この浸し水が多いとインキと絡み過乳化と言う現象が発生して、インキ本来の美しさが出ません、逆に少ないと線画部以外にインキが着く「汚れ」と言う状況になり、商品価値が無くなります。
と、言うわけで多少は浸し水を多めに出すのですが、うちのオペレータの口癖が「カシっとした上がり!」で、かなり水を絞ります。<印刷仲間では「辛くする」とか言います。>
その浸し水を下水道に流さず循環して使う機械を付けることにより環境保護印刷推進協議会 から「クリオネマーク」を使うことが許されます。
副次的な効果として、常時奇麗な水が供給されて印刷できるので安定した品質が保たれます。
PC-500D