横浜の印刷会社シュービの村田です。
晋山式※に使う経本作製のお仕事をいただきました。
御朱印帳の作成実績は有るのですが、本文が有る経本は初めてで制作期間がかなり短く、ドキドキしながらの受注でした。
ドキドキする要因は布張りの上製本は手作業で時間が必要な事と、本文に付ける特殊な記号(音声と教えていただきました)が有る事でしたが、
昨日、無事納品させていただきました。
貞宗寺様は亡き義父の菩提寺です。
義父は大変顔の広い人で生前には「仕事を紹介してやるから一緒に来い!」と毎回言われていたのですが、身内に紹介して貰う事が嫌でいつも断っていました。そんな親不孝者ですので、せめて出来上がったばかりの経本を墓前で見て貰いました。
とても歴史の有るお寺で正式には玉縄山珠光院貞宗寺と言います。徳川秀忠公の祖母「貞宗院様※」の為に1611年に開山されたました。
徳川家歴代将軍のご位牌が有ります。
※晋山式(しんさんしき、しんざんしき)とは、寺院に新たに住職任命(新命)を受けた僧侶が、住職として入寺(晋山)する儀式のことである wikipediaより
※ 2代将軍秀忠公の生母お愛の方(宝台院)の実母。