Orphansオーファンズ
台風9号の風が吹き荒れる中 朝からTOM WAITSの3枚組のアルバム Orphansを聴いています。
映画バスキアで 主人公のバスキアが自転車に乗っているときにながれていた TOM WAITSのトム トラバーツブルースを聴いて以来 TOM WAITSの発売されているCDを買いあさり 新譜が出ると必ず買っていましたが この3枚組のアルバムOrphansが発売された時は 買うのを躊躇してしまいました。
なぜ躊躇したか? TOM WAITSの曲は好きだけど 聴くなら3枚一気に聴きたい。 でも流石にTOM WAITSを3時間も一気に聴いたら 胸焼けがするのではないか? と思ってしまったのです。
酔いどれ詩人と言われた TOM WAITS独特の声も 年を増すごとに ハスキーボイスや嗄れ声などという かっこいい言葉では表せない 時には聞き苦しいダミ声になってきています。 そんな声を3時間も聴く体力があるのか? と軟弱にも思ってしまったのです。
でも先日6年の歳月を経て やはりどうしても聴きたくなり買ってしまいました。
そして遂に台風9号が荒れ狂う中聴いてしまいました。
CDには一枚ずつ Brawlers『喧騒編』 Basterds『実験編』 と題名がついています。
台風の音をかき消すほどの TOM WAITSの唄声を どっぷり3時間聴き続け TOM WAITSに酔いどれてしまいました。
3枚目が終わったとたん 胸焼けどころか カッコイイの一言です。
近年のアルバムほどヘビーではなく TOM WAITSが3年の歳月をかけて制作されただけあって TOM WAITSの良さがすべて詰められている感じで かなりの傑作に仕上がっています。
ますます酷くなる台風の風雨をよそに TOM WAITSの唄声に泥酔いしながら もう一度1枚目から聴いてみるか。
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