すべてを洗い流して
新しい明日を作るかのように
朝から降りつづく雨
あの日から2年
2度の震度7が熊本を襲った
最初の震度7前震の時まであと10時間。
あの時刻に止まったまま我家にある時計。
あの日を忘れないように、
というよりはこの止まった時計を見ていると
立ち止まることなく動かなければ、
という気持ちになってきます。
この地震で、
この時刻一瞬のことで
多くの人々の人生が変わりました。
地震で崩壊した建物の解体がようやく終わりかけ更地ばかりになり、各地に地震のつめ跡が残る復興半ばの熊本。
いまだに38000人を越える方々が住む家がなく仮設で暮らしています。
それでも時計の針は止まったままですが、あの時から停滞しているようでも、それぞれがそれぞれの速さで自分の時計の針を進めつづけ自分のゴールへと向かっていければと思います。
私は地震後皆さんの応援のお陰で陶芸を再開することができました。
この2年間応援して戴いた全国の皆様本当にありがとうございました。
地震前より予定は変わりましたが、作陶ができるようになってからは、動けるからにはあたえられた陶芸と全力で向き合って作ってきました。
それでもまだまだ思っていることの半分も出来ていない気がします。
これからも皆さんからの応援に感謝し、それに応えられるように、自分が目指すところに向かって自分の時計の針を全力で進めていきたいと思います。
あたえられた陶芸ができるということに感謝し
今日も轆轤の前に座ります。
そしてこれからも。