勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 10

2009-10-27 13:36:27 | 平和
いゃ~久しぶりの書き込みになりました。
1年ぶりです。何してたんだと申しますと、怠けてました。^^;

再開記念に、三浦綾子先生のお話をしたいと思います。

勝手に思うままに10 幸福論

 作家の故 三浦綾子さんの人生は難病の連続だった。
24才で突然高熱に倒れたのが発端である。それがその後、13年に及ぶ肺結核との闘病の始まりだった。当時、肺結核は死に至る病気だった。
入退院の繰り返しの中で、三浦さんは自殺未遂も起こしている。

さらに、悲劇が重なる。脊椎カリエスを併発。ギブスベットに固定され、動かせるのは首だけで寝返りもできず、来る日も来る日も天上を目にするのみ。排泄も1人ではできず、すべての世話はお母さんがした。そんな生活が4年も続いたとは想像を超える。

そこに1人の男性が現れて結婚を申し込む。光世さんである。その日から薄皮をはぐように快方に向かい、2人は結婚する。綾子さん37才、光世さん35才だった。そして綾子さんが書いた小説『氷点』が新聞社の懸賞小説に当選、小説家への道が開ける。
しかし、その後も病魔はこの人を襲い続けた。紫斑病。喉頭ガン。
三大痛い病といわれる帯状疱疹が顔を斜めに発症、鼻がつぶれる。それが治ったと思ったら大腸ガン。そしてパーキンソン病。この二つを併発。

次々と襲いかかる難病。それだけで絶望し、人生を呪っても不思議ではない。
だが三浦綾子さんは常に明るく、ユーモアにあふれていた。
「これだけ難病に押し掛けられたら、普通の人なら精神的に参ってしまいますね」というある人の質問に三浦綾子さんは笑顔で答えた。「神様が何か思し召しがあって私を病気にしたんだと思っています。
神様にひいきにされていると思うこともあります。特別に目をかけられ、特別に任務を与えられたと・・・・。いい気なもんですねえ。(笑)」 陽気なのである。

誰の人生にも絶望的な状況はあります。けれど、心が受け入れない限り、絶望はない。
同様に、誰の人生にも不幸な状況はあります。しかし、心が受け入れない限り、不幸はない。
三浦綾子さんの生き方はそのことを教えてくれているように思います。
その三浦さんがこんな言葉を残しています。
「九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、人間はまずその不満を真っ先に口からだし、文句を言い続けるものなのです。自分を顧みてつくづくそう思う。なぜ私たちは不満をあとまわしにし、感謝すべきことを先に言わないのだろう。 あっ久しぶりに最後まで読んでいただき 感謝