彼女へのメールに熱中して、周りに気が廻らなかった。
背後に大きな男が、アーミーナイフを持って立っていた。
「君は何者だ?」
恐ろしかった。息をするのを忘れていた。
「あ・怪しいものではありませんよ。」
俺はとっさに、彼女を見てしまった。
男は含み笑いのような笑みを浮かべた。
「あの女は、君の女か?そこで、いいものを見つけたよ。」
男は手にした黒いものを見せた。
広げてみれば、彼女が脱いだ黒色のショーツだ。
「あの女のものか?」
男が聞いてきた。
「ええ、先ほど、彼女が脱いだものです。」
この男も、山歩き風の身なりだ。
不法侵入者・・俺と同じ立場だろうと思った。
偶然、道に落ちていた下着を拾い、見渡した先に、俺たちの姿を見つけたのだろう。
彼女とは関係ない男だろう。
知っていれば、俺に彼女の事を聞いたりはしないだろう。
「何をしているんだ?」
「メールで彼女と話してる。」
「メールで話し?」
「遊びですよ。」
「何かさせるのか?」
「はい、命令してるんです。」
「あの女を裸にしてみろ。」
「だめですよ・・」
「なぜだ?」
「こんな所で・・・」
「誰もいやしない、かまわないだろ?それを楽しむために、山に来たんじゃないのか?」
「そうですけど・・」
「あの女は、それで喜ぶ女なんだろ?」
「さあ・・」
「さあって、お前の女なんだろ?」
「・・・・・・そうですけど・・裸は・・・」
「男だったら、自分の命令で恥ずかしい事でもしてくれれば、嬉しいだろ?」
「はい。」
「やってみろよ!もう、下着を脱がせたんだろ?」
男の威圧的な態度で、僕はメールを送った。
<着ている服を脱げ>
確かに俺も、服を脱がせる気ではいたが、どう進めようか悩んでいた。
<嫌です>
返事が返る。男がメールの内容を言ってくる
<お前のショーツ、いただいた。履いてないのを見せてみろ>
<嫌です。返してください。>
<スカートを捲れ!>
<反対を向いて、ケツを見せろ!>
<そこの倒れた木に座れ>
<その、倒れた松の木に、またいで座れ!>
「いい女だなぁ。命令を聞くんだな。可愛いだろ?」
俺はその言葉に、自分の彼女を褒められている様な気になった。
俺の女でもいいよな。
そして男は再びショーツを取り出し、眺めている。
「これを履いていたんだろ?」
男はとてもうれしそうに広げてみては、裏返し、香りをかいでいた。
「なんだか匂うぞ!お前たち、sexしただろ?」
自分でもそうなのだが、他人のそんな行為を見ると、男とは情けないなと思った。
大男が、スケベ丸出しの姿に、思わず噴出しそうになった。
「ありがとうな、いいものもらったよ。あの松の木のブラも欲しいな。」
男はどんどんずうずうしくなった。
ブラを欲しがり、彼女が服をなかなか脱がないことに、男はいらつき始めた。
<ショーツと写真は、ネットで売る。>
<駄目!>
<無理にでも脱がす事だってできるんだ。嫌なら、自分で服を脱げ>
<脅迫しないで・・・>
<いまさら知らないわけじゃない、さあ脱ぐんだ>
俺は男に、俺と彼女の関係が、他人だと気づかれたくなく、必死で言葉を選んだ。
<君の裸は素敵だよ。昨日の様に、大自然で見せて欲しい。>
「ほぉ、昨日はどこで脱がせたんだ?」
「川で、裸で泳がせたんですよ。」
「楽しんでるんだね。僕も仲間に入れてくれよ。」
「だめですよ。」
「良いから携帯電話よこせ。俺が、彼女を脱がさせるよ。」
「無理ですよ。」
強引に男は携帯を取り上げた。男は大きな手で、器用にメールを打ち始めた。
<君たちの遊びに参加させてもらったよ。命令に逆らえば、彼の命が危ないよ!>
着信したのを確認すると、男は茂みから出て、彼女のほうに向いた。
俺を背後からつかみ、アーミーナイフを首元に当てた。
「彼の命は、君の行動にかかってるんだ、命令には従えよ!」
大きな声で、彼女に叫んだ。
茂みの向こうの彼女は、大男の登場に、なおのこと驚いたように、呆然としていた。
彼女はこくりと頭を下げた。
同様、俺も呆然自失。
もう彼女に僕の姿を見られた。この際仕方ない。
なるようにしかならない。
男は、俺以上に強引に彼女を脱がそうとしている。
俺は携帯を男から奪うように取り
<大丈夫、僕が何とかするよ>
とメールした。そうだ、この男から、彼女を守る。
<はい>
返事が戻った。
<男の命令を聞くようにしなさい>
<はい>
俺は彼女を守る男になれば、今までのことは消えるだろう。
俺と彼女の関係が、強い結びつきに変わった。
男は再びメールを打つ様に言ってきた。
男はとてもうれしそうにしている。
俺は、男の言うとおりに、メールを打った。
「おい、いつもは何をさせるんだ?」
「いろいろですよ。」
「何しても良いのか?」
「駄目ですよ。」
「駄目?彼女の裸が見たい。見れなければ、強引に脱がすぞ!」
「分かりました。脱がせるだけですよ。」
「電話貸せ!」
男は、自分で、どんどんメールを打ち始めた。
いったいなんと打っているのかさえ分からない。
彼女を見ると、ワンピースの前ボタンを外し始めている。いよいよ脱ぐのだ。
「おい。カメラは持っていないのか?」
「持ってますよ。」
「さあ、お前の彼女が脱ぐんだ、撮れ。」
俺は男に感謝した。
男がメールで指図する。俺がカメラで彼女の姿を撮る。
いつしか男2人に同じ目的の行動が分担されてきていた。
完全に主導権は男にあるが、仕方ない。
男のおかげで、俺は彼女を守りながら、裸まで撮影できる。
ブラとショーツを脱いでいた彼女は、ワンピースを脱いだことでキャミソール一枚になった。
俺は驚いた。
「可愛いなぁ。」
俺がそう思った言葉を、男が先に言ってしまった。
可愛かった。
ベビードールのような透けた生地にフリルのついた、可愛らしいキャミソールだった。
丈が短いので、尻が見え隠れしている。
「おい、パイパンか?」
「は・・・?」
俺は、目を疑った。
昨日の光景でははっきりと分からなかった。
確かに彼女には毛が無かった。
「お前が、剃らせているのか?」
「ええ・・・・」
「いいなぁ・・さあ、始めようか!」
「え?」
彼女は携帯を目にして、おろおろしていた。
男はにやりと俺を見た。
携帯画面には
<逃げろ、今からお前を捕まえる>
「折角のチャンスだ、狩をしようじゃないか!」
「駄目ですよ。」
「彼女が逃げ惑う姿見たくないか?」
「それは・・・・」
誰だってこのような大男が捕まえるといえば怯える。
実際、俺でさえ、かなわないだろう。
男は本当に彼女を追いかけるのだろうか?
男は立て続けにメールを打っている。
彼女は確認しては、返事を出す。
男と女の間で何が起きているのだろう。
男は立ち上がり、にやりとすると、腰に付けたアーミーナイフを手にして叫んだ。
「追いかけるぞ、カメラを持って付いて来い!」
男が走り出した。彼女までの距離は、100メートルはあるだろう。
しかし彼女が逃げなければ、あっという間だ。彼女は驚き、逃げ出した。
「にげろ!逃げるんだ!」
俺は叫んでいた。
「お前も追いかけるんだ、ついてこい。」
彼女は林の中を逃げた。
何もない林の中をベビードールが走る。
柔らかな布が、美しく靡いている。
俺はカメラのファインダーを覗いてはシャッターを切った。
この状況に鼓動が早いのか、走って鼓動が早いのか、現実離れしてきていた。
男と彼女の距離が近くなった。
「逃げろ、逃げてみろ、逃げぬけるかな。」
完全に男はおかしい。
ウサギを追いかける猟犬のようだ。
彼女が転び、男が覆いかぶさった。
彼女の両足の間に男の体が入った。黒のフリルが捲れあがった。
見える二本の白い足。
男は彼女の耳元で何かささやいた。
聞こえない。彼女は必死にもがいている。
「やめてぇぇ」
助けるべきだろう、だが、僕はファインダーから目が離せなかった。
彼女のあのような姿を想像もしなかった。
想像しなかったが、このチャンスに、残したい。
そんな俺の心を見透かすかのように、
「写真撮れよ!」
男が叫んだ。
俺は、写真を撮る事に必死だった。
男が叫んだ瞬間に、男の体から、体をひねるように抜きだし、彼女が再び逃げ出した。
彼女は、靴が脱げ、片方裸足で逃げていた。
彼女の体には落ち葉と、土がつき、汚れ始めている。
俺の彼女が汚れてきている事に、また違う喜びを感じ始めていた。
こんな光景を見たことはない。
まるで映画か、ドラマの一場面だ。
ビデオがあればよかったと思った。
男が再び彼女を追いかけはじめた。
背後に大きな男が、アーミーナイフを持って立っていた。
「君は何者だ?」
恐ろしかった。息をするのを忘れていた。
「あ・怪しいものではありませんよ。」
俺はとっさに、彼女を見てしまった。
男は含み笑いのような笑みを浮かべた。
「あの女は、君の女か?そこで、いいものを見つけたよ。」
男は手にした黒いものを見せた。
広げてみれば、彼女が脱いだ黒色のショーツだ。
「あの女のものか?」
男が聞いてきた。
「ええ、先ほど、彼女が脱いだものです。」
この男も、山歩き風の身なりだ。
不法侵入者・・俺と同じ立場だろうと思った。
偶然、道に落ちていた下着を拾い、見渡した先に、俺たちの姿を見つけたのだろう。
彼女とは関係ない男だろう。
知っていれば、俺に彼女の事を聞いたりはしないだろう。
「何をしているんだ?」
「メールで彼女と話してる。」
「メールで話し?」
「遊びですよ。」
「何かさせるのか?」
「はい、命令してるんです。」
「あの女を裸にしてみろ。」
「だめですよ・・」
「なぜだ?」
「こんな所で・・・」
「誰もいやしない、かまわないだろ?それを楽しむために、山に来たんじゃないのか?」
「そうですけど・・」
「あの女は、それで喜ぶ女なんだろ?」
「さあ・・」
「さあって、お前の女なんだろ?」
「・・・・・・そうですけど・・裸は・・・」
「男だったら、自分の命令で恥ずかしい事でもしてくれれば、嬉しいだろ?」
「はい。」
「やってみろよ!もう、下着を脱がせたんだろ?」
男の威圧的な態度で、僕はメールを送った。
<着ている服を脱げ>
確かに俺も、服を脱がせる気ではいたが、どう進めようか悩んでいた。
<嫌です>
返事が返る。男がメールの内容を言ってくる
<お前のショーツ、いただいた。履いてないのを見せてみろ>
<嫌です。返してください。>
<スカートを捲れ!>
<反対を向いて、ケツを見せろ!>
<そこの倒れた木に座れ>
<その、倒れた松の木に、またいで座れ!>
「いい女だなぁ。命令を聞くんだな。可愛いだろ?」
俺はその言葉に、自分の彼女を褒められている様な気になった。
俺の女でもいいよな。
そして男は再びショーツを取り出し、眺めている。
「これを履いていたんだろ?」
男はとてもうれしそうに広げてみては、裏返し、香りをかいでいた。
「なんだか匂うぞ!お前たち、sexしただろ?」
自分でもそうなのだが、他人のそんな行為を見ると、男とは情けないなと思った。
大男が、スケベ丸出しの姿に、思わず噴出しそうになった。
「ありがとうな、いいものもらったよ。あの松の木のブラも欲しいな。」
男はどんどんずうずうしくなった。
ブラを欲しがり、彼女が服をなかなか脱がないことに、男はいらつき始めた。
<ショーツと写真は、ネットで売る。>
<駄目!>
<無理にでも脱がす事だってできるんだ。嫌なら、自分で服を脱げ>
<脅迫しないで・・・>
<いまさら知らないわけじゃない、さあ脱ぐんだ>
俺は男に、俺と彼女の関係が、他人だと気づかれたくなく、必死で言葉を選んだ。
<君の裸は素敵だよ。昨日の様に、大自然で見せて欲しい。>
「ほぉ、昨日はどこで脱がせたんだ?」
「川で、裸で泳がせたんですよ。」
「楽しんでるんだね。僕も仲間に入れてくれよ。」
「だめですよ。」
「良いから携帯電話よこせ。俺が、彼女を脱がさせるよ。」
「無理ですよ。」
強引に男は携帯を取り上げた。男は大きな手で、器用にメールを打ち始めた。
<君たちの遊びに参加させてもらったよ。命令に逆らえば、彼の命が危ないよ!>
着信したのを確認すると、男は茂みから出て、彼女のほうに向いた。
俺を背後からつかみ、アーミーナイフを首元に当てた。
「彼の命は、君の行動にかかってるんだ、命令には従えよ!」
大きな声で、彼女に叫んだ。
茂みの向こうの彼女は、大男の登場に、なおのこと驚いたように、呆然としていた。
彼女はこくりと頭を下げた。
同様、俺も呆然自失。
もう彼女に僕の姿を見られた。この際仕方ない。
なるようにしかならない。
男は、俺以上に強引に彼女を脱がそうとしている。
俺は携帯を男から奪うように取り
<大丈夫、僕が何とかするよ>
とメールした。そうだ、この男から、彼女を守る。
<はい>
返事が戻った。
<男の命令を聞くようにしなさい>
<はい>
俺は彼女を守る男になれば、今までのことは消えるだろう。
俺と彼女の関係が、強い結びつきに変わった。
男は再びメールを打つ様に言ってきた。
男はとてもうれしそうにしている。
俺は、男の言うとおりに、メールを打った。
「おい、いつもは何をさせるんだ?」
「いろいろですよ。」
「何しても良いのか?」
「駄目ですよ。」
「駄目?彼女の裸が見たい。見れなければ、強引に脱がすぞ!」
「分かりました。脱がせるだけですよ。」
「電話貸せ!」
男は、自分で、どんどんメールを打ち始めた。
いったいなんと打っているのかさえ分からない。
彼女を見ると、ワンピースの前ボタンを外し始めている。いよいよ脱ぐのだ。
「おい。カメラは持っていないのか?」
「持ってますよ。」
「さあ、お前の彼女が脱ぐんだ、撮れ。」
俺は男に感謝した。
男がメールで指図する。俺がカメラで彼女の姿を撮る。
いつしか男2人に同じ目的の行動が分担されてきていた。
完全に主導権は男にあるが、仕方ない。
男のおかげで、俺は彼女を守りながら、裸まで撮影できる。
ブラとショーツを脱いでいた彼女は、ワンピースを脱いだことでキャミソール一枚になった。
俺は驚いた。
「可愛いなぁ。」
俺がそう思った言葉を、男が先に言ってしまった。
可愛かった。
ベビードールのような透けた生地にフリルのついた、可愛らしいキャミソールだった。
丈が短いので、尻が見え隠れしている。
「おい、パイパンか?」
「は・・・?」
俺は、目を疑った。
昨日の光景でははっきりと分からなかった。
確かに彼女には毛が無かった。
「お前が、剃らせているのか?」
「ええ・・・・」
「いいなぁ・・さあ、始めようか!」
「え?」
彼女は携帯を目にして、おろおろしていた。
男はにやりと俺を見た。
携帯画面には
<逃げろ、今からお前を捕まえる>
「折角のチャンスだ、狩をしようじゃないか!」
「駄目ですよ。」
「彼女が逃げ惑う姿見たくないか?」
「それは・・・・」
誰だってこのような大男が捕まえるといえば怯える。
実際、俺でさえ、かなわないだろう。
男は本当に彼女を追いかけるのだろうか?
男は立て続けにメールを打っている。
彼女は確認しては、返事を出す。
男と女の間で何が起きているのだろう。
男は立ち上がり、にやりとすると、腰に付けたアーミーナイフを手にして叫んだ。
「追いかけるぞ、カメラを持って付いて来い!」
男が走り出した。彼女までの距離は、100メートルはあるだろう。
しかし彼女が逃げなければ、あっという間だ。彼女は驚き、逃げ出した。
「にげろ!逃げるんだ!」
俺は叫んでいた。
「お前も追いかけるんだ、ついてこい。」
彼女は林の中を逃げた。
何もない林の中をベビードールが走る。
柔らかな布が、美しく靡いている。
俺はカメラのファインダーを覗いてはシャッターを切った。
この状況に鼓動が早いのか、走って鼓動が早いのか、現実離れしてきていた。
男と彼女の距離が近くなった。
「逃げろ、逃げてみろ、逃げぬけるかな。」
完全に男はおかしい。
ウサギを追いかける猟犬のようだ。
彼女が転び、男が覆いかぶさった。
彼女の両足の間に男の体が入った。黒のフリルが捲れあがった。
見える二本の白い足。
男は彼女の耳元で何かささやいた。
聞こえない。彼女は必死にもがいている。
「やめてぇぇ」
助けるべきだろう、だが、僕はファインダーから目が離せなかった。
彼女のあのような姿を想像もしなかった。
想像しなかったが、このチャンスに、残したい。
そんな俺の心を見透かすかのように、
「写真撮れよ!」
男が叫んだ。
俺は、写真を撮る事に必死だった。
男が叫んだ瞬間に、男の体から、体をひねるように抜きだし、彼女が再び逃げ出した。
彼女は、靴が脱げ、片方裸足で逃げていた。
彼女の体には落ち葉と、土がつき、汚れ始めている。
俺の彼女が汚れてきている事に、また違う喜びを感じ始めていた。
こんな光景を見たことはない。
まるで映画か、ドラマの一場面だ。
ビデオがあればよかったと思った。
男が再び彼女を追いかけはじめた。
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