なにげな言葉

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迷宮・緑柱玉の世界の独り言

メルマガ・『緑柱玉の世界:シェーネと緑柱玉』 2002.08.29発行

2002-08-29 | メルマガ
****** 舞舞螺 Mail ******


今晩の担当は、管理人の、舞舞螺です。

冷たい手は読んでくれたと思う。

いかがでしたでしょうか?

緑柱玉らしい話になったと思います。


でも僕は、素直な気持ちでは読めなかった。

緑柱玉の中にある、死を迎えても変わらない愛。

信隆に連れて行ってと言った、その姿と、その声は、今も脳裏から消えない。

死は、誰にでも平等に与えられたもの。

自分で、死を選択することを選ぶ者もある。

生きたいと思いながらも、死は確実に忍び寄る。


「君を好きになれて、嬉しかった。

 僕は、君の自由を奪ったかもしれない。

 死が二人を分かち合うまで、愛せたことを嬉しく思う。

 戻せるものなら、時間を戻したい。

 僕は大切な物を残すことになる。

 持って行けない。連れて行けない。

 こんなに思いがあるのに。

 いずれ僕の意識も、記憶も君たちを認識しなくなるだろう。

 それなら、今ここで君たちを見ながら、この命が終ることを願いたい。」

信隆は、僕等を前にそう語った。

力のなくなる体に、力のなくなる声。

老いではない。

病が蝕んでいく。


シェーネは、死を選んでも、ヴァーレンはそれを受け入れた。

命を捨てるほど思ってくれること。

悲しむこと、苦しむことから逃避として選んだ死。

ヴァーレンはシェーネを手に入れた。



僕は、・・・・・・・・複雑な思いだった。

死と共に緑柱玉を連れて行くかと思った信隆。

ついていきたいと望んだ緑柱玉。

でも、今此処に緑柱玉と僕の世界。

できることなら、永遠に死を迎えない関係がいい。



           舞舞螺


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