なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

知らない方がいいこともある・・・真実の恐怖

2015-01-12 | なにげな言葉
去年の三月の事故の話したよね。
あの時のトラック運転手、知っている人。
直接の接点はないけれど、知っている。

あの東名での事故の後、違う事故を起こしていた。
そして入院していたって話もしたっけ?

でね。
ここからが、ちょっと怖い。
その彼は、今、足を手術して、踵を残すだけになっているらしい。
それは事故とかではなく
≪糖尿病≫
糖尿病がひどくなり、足を切断したと聞いた。

あの事故の時、ブレーキを踏んだけれど、間に合わなかった。
と言っていた。
あの時は、同情もしたんだよ。
スピードの出ている高速道路
先の車の事故に気づくのが遅れ、ぶつかってしまった。
不幸にも、少女が亡くなってしまった。

でもその数か月後に、事故して入院していると聞いた時には、
何でそれほど事故を起こす人が、トラックの運転なんかしているのかと
怒りにも似た感情がこみあげてきていた。

私の怒りは、時とともに、静まっていったんだけどね。
そして、新たに聞いた「切断した!」では、
怖くなってきた。


以前隣に住んでいた夫婦の、ご主人の事を、今回の話で思い出した。
今は、離婚して、何処でどうしているかは知らない。
あのご主人も、トラックの運転手をしていた。
大きなトラック。
そして、知人男性と同じように、体格がビッグサイズだった。

あの時は、≪糖尿病≫ってことに無知だったから、変なのって思うだけだったけれど
ご主人の足の甲は、変色して紫っぽい色をしていた。
どす黒いっていう表現にも似ているかなぁ。
運動会で、地面に座れないのでアウトドアで使うイスとテーブルを持参していた。
歩くのも大変そうだったのを覚えている。
今思えば、あれが糖尿病とかの足の壊死の始まりでは????
違う病気だとしても、変色してどす黒い色になって健常な足はないと思う。

そんな風に思い出して考えると、今回の足切断の話は、怖くなる。

切断しなきゃいけなくなるまでには、時間がかかると思う。
1週間や2週間で、切断するようになるとは思えない。

昔、糖尿病だった伯母さんが糖尿がひどくなってきていた時、
「雲の上を歩いているみたいに感じるんだよ。」
っていうのを、子供心に聞いて、驚いたのを覚えている。
糖尿が酷くなると、足の感覚が無くなるし、目も見えなくなってくるんだよ
 気を付けないといけないよ。
 伯母さんの目は、いずれ見えなくなっちゃうかもしれない。」

といったんだよ。
凄く怖かった。
おじさんは、
糖尿病からくる緑内障だと言っていた。
緑内障は、治らないから、見えなくなるのは時間の問題だって、言ってた。

怖いけど、やさしい伯母ちゃんだから、行く度に
「足大丈夫?目、見える?」
と聞くのが癖になっていた。
「大丈夫だよ!」
そう言ってくれるとすごく安心した。

でも其れから数年して、伯母さんは、心臓発作で亡くなった。
その時、子供ながらに凄く思った事は、今でも覚えている。
「伯母ちゃん、歩けなくなったわけじゃないし、
 目が見えなくなった訳じゃないんだもん。よかったなぁ。
 歩けない。見えない。なんて辛すぎるよね。」


母親に、そういって泣いたのを覚えている。
入院しなかったし、元気なまま、お別れしたね。」


あの伯母さんの雲の上を歩く感覚になってからでも、かなりの期間があっらと思う。
個人差があったとしても、雲の上を歩くような感覚で、トラックの運転をしていたのではないかと思うと
恐怖以外にない。

伯母さんの足は、変色していなかった。
だって、心配だから、伯母ちゃんの足、摩ってあげてたんだから・・・
変色してなくても、感覚がおかしくなってたんだよ
変色してきている足で、症状がないってことある?

私は、医者じゃない
でも、検索すれば、分かる時代。
何故、足を切断しなきゃいけない所まで来ている人が、トラックの運転をしているんだろう?

健康診断とかで、要診断と書かれていたって
自分が治療する気がなきゃ、病院には行かない。
個人事業主や主婦なんか、自分で健康診断しなきゃ、気づかない。

運転免許証には、症状なんか書いてない。
飲酒運転の検査はするけれど、手足のしびれや感覚についての検査はない。
危険ドラッグも怖いけれど、自分に自覚のない病気の運転手がどれだけいるのかと
想像するだけでも怖い。

もしも、
あの事故の時、足の感覚が鈍くて止まれなかったとしたら・・・
あの事故で足の事を自覚していたら、
数か月後の事故は防げたかもしれない。

真実を知る恐怖
事故の当事者でなくても怒りと恐怖が湧いてきた。

死亡事故起こした時からまだ一年経たないのに、糖尿で足を切断と聞いたら
責任がどこにあるのかって、責めたくなるのは、私だけじゃないと思う。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿