植物工房 四季館だより

山野草・苔・多肉植物・植物のための手作り陶器鉢笠間のことなど綴ってます。

雨上がりの一葉升麻(ヒトツバショウマ)

2010年07月13日 | 山野草









今日は、雨が降ったり、やんだりの涼しい一日でした。
そんな中、山野草・ミニ盆栽の植込みや苔玉づくりをしました。

小雨に濡れた一葉升麻は、とても素朴で心癒されます。
ひとつの花には、存在感はないが、可憐な小さな花が無数に咲ほこり、
葉の色も、やや赤味をおび、自然の美しさをもつ山野草です。


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森に羽ばたくクジャクシダ

2010年07月12日 | シダ









ひとくちにシダと言っても、それは全世界で一万を越す種類があります。
シダは植物の創成期に最初に水中から陸に上がった植物で、
今でも胞子増殖など原始的な形を残している植物です。

シダには、地面に直接根を張る地生シダと
樹木や岩などに根を這わせる着生シダがあり、
葉は、夏緑性のものや常緑性のものがあります。

今日、クジャクシダを陶器鉢に植込みました。
このクジャクシダは、私の実家の深い森の中で自生しているものです。
名前の由来は、孔雀が羽を広げた姿に似ているからです。

クジャクシダは、日本のアジアンタムとして古くから愛培されてきました。
茎は光沢ある黒褐色、葉のグリーンとのコントラストも綺麗。
そして、なんといっても孔雀が羽を広げた姿に似ている葉の形がとても美しい。
深い森の中では、クジャクシダが見事に羽ばたいています。


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ふたつのデザートローズ

2010年07月11日 | 多肉植物





デザートローズ(砂漠のバラ)。とてもロマンチックなネーミングです。
今日は、ふたつのデザートローズを紹介します。

ひとつめは、ベンケイソウ科、カランコエ属のデザートローズ(砂漠のバラ)。
日本の園芸名は、唐印(写真は唐印錦)です。
南アフリカが原産のこの多肉植物は、
白粉を帯びた淡緑色の葉は、2枚の葉が向かい合ってつくのが特徴。
日当たりが良いと秋頃から葉縁から赤く紅葉し、冬には更に葉全体が赤くなります。
唐印錦は、斑が入り、赤~黄~黄緑~緑のグラデーションがとても美しい。

そして、もうひとつのデザートローズ(砂漠のバラ)は、鉱物です。
自然が作りだした、神秘の芸術品。
このデザートローズは、主にアフリカのチュニジア、アルジェリア、モロッコなどの
砂漠か、かつて砂漠だったような乾燥した場所でしか産出されません。
砂漠のバラというのは、鉱物名ではなく、石膏もしくは重晶石が結晶化されるときに、
花びらが集まったような形状になったものをいいます。
この写真ではわかりにくいかもしれませんが、
見事にバラの花のような形をしたものがあります。
しかし、なぜバラのような形になるかは、解明されていないそうです。

多肉植物の唐印が、なぜデザートローズと呼ばれているかは、
よく調べなければわかりませんが、
おそらく、葉の姿が、鉱物のデザートローズに似ているためでしょうか?

植物や鉱物など…、自然の造形美にはとても驚かされます。


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観蓮会にて… その2

2010年07月08日 | 















今日の笠間は、30℃を超える猛暑…!
でも、今日も涼しげな蓮の花をお届けします。

蓮の花は、1日目は、早朝より開き始め、
とっくり型以上は開かず、8時頃より閉じる。

2日目は、真夜中の1時頃より外弁が動き始め、
朝7時頃から9時ごろまでおわん型に開花します。
蓮の香り良く、花の色は鮮明でこの日が最高に美しい。

3日目は、夜中に開花が始まり、朝6時頃にはおわん型に開き、
9時~10時頃には完全に開ききって皿型となる。
午後になり花はやや閉じてくるが半開の状態のままで終わる。

4日目は、夜中から開き始め花は、朝6時頃にはほぼ完全に開き、
花弁の散り方も激しくなり、
午後にはまったく花弁はなくなり、花托のみを残します。

このように日ごと開花状況が異なるそうです。

蓮の花を、よりよい状況で撮影するには、
このような蓮の開花時間を理解する必要があります。

今回観蓮会にお邪魔した時間は、あまり良い時間帯ではありませんでしたが、
それでも息を飲む美しさでした。
蕾み、花全体、花びらの一枚、どれを撮っても美しい。
特に、蜂巣を中心にしたしべの姿は、
まるでその部分が、別の世界があるような不思議な景色です。
また、葉にたまった雫も葉脈とのコントラストがとても綺麗で
まるで硝子細工のようです。

三回観蓮会【お米とギャラリー・小池商店】にて7月25日まで開催しています。
観賞は、午前中の早い時間がお薦めです。


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観蓮会にて… その1

2010年07月07日 | 



















梅雨のこの季節の花、忘れてならないのは、蓮の花です。
今日は、「お米とギャラリー 小池商店」主催の“観蓮会”に行ってきました。

庭園に入ると、たくさんの睡蓮鉢が置かれ、
数千年の眠りから覚めた、あまりにも有名な大賀蓮をはじめ、
13種類の蓮の花が愉しめます。

仏教において「蓮」は、「泥中の蓮華」と言われ、
蓮華は、決して美しい環境とは言えない泥の中に育ち、清浄な花を開くことから、
インドでは古来より珍重され、仏教でも尊ばれているそうす。

この大輪の人を魅了して止まない蓮の花は、
どんなアングルで写真をとっても絵になる花です。

明日もひき続き蓮の花を掲載します。



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