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~色のGIFT~ Silent Color

2023年6月 横浜→福岡糸島へお引越ししました。
ニャンドゥティとオーラソーマとにゃんこと日々あれこれ綴ります

身体あっての御者と馬

2010-03-18 12:56:55 | ココロとカラダ
Micです

先日、久々、貧血で倒れました
経験ある方は同感くださると思いますが、しんどいですよねー

体調自体あまりよくない時ではあったのですが、それでも仕事を終え、最寄駅までたどり着き、あとは家まで歩くだけというところで、血の引くあの、ヤな前兆が

いつもなら10分もかかないところが、途中、3回すわりこみ(人に不信がられぬよう、暗闇をみつけつつ…こっちのほうアヤしい?)文字通りやっとの思いでたどり着いたおうちは、なんとホッと安心する場であったことか

気持ち悪さ、あぶら汗、呼吸の苦しさ、服の締め付け…色んな不快感と格闘し、やっと立ち上がれるようになったのは、2時間くらいたった後でしたでしょうか

結局、次の日もだるさが残り、終日、休養することに。お休みでちょうどよかったのですがねー。

私はこういうとき、マスターのところでやる「馬車の話」を思い出します

大抵、私の御者は「ワンマン特攻隊長」。
苦行好きのスパルタ隊長は「やる」っつたらやるんじゃい!とばかりに馬車と馬を追い立てます

馬は「体育会系の雄牛」。
通常は御者の隊長に協調し、苦行にも「オモシロそ~、いっちゃえ!」と突っ走ります。が、無理と不自然が大嫌いなので、そういう状況になるとハンストを起こし、てこでも動かない。隊長もお手上げです

そして馬車は「ガラス製のF1」。
いいときはスゴク性能がよい。でもそういうときは少なくて、なにしろ手入れが面倒くさい
ちょっとでも無理をするとすぐにサインが出て、その主張は隊長と牛を立ち止まらせるほどに強い

昔はF1の主張が慎ましやかさんだったので、隊長と牛のテンションの高さにかなりF1がひきづられてました。両者のF1への評価とは、「見栄えはよいけど生産性のない、騒音車(F1ファンの方、ごめんなんさい。)」。

なんでこんなに融通のきかない体なのか」「耐久性に優れた戦車とか小回りのきく高性能な日本車だったらよかったのにー」とF1のもつすばらしさに目を向けず、自分たちが望む、ミラクルカーねだりをたくさんしてました。ええ、それはもう

中にいたマスターも、「はぁー、この子たちって…」とため息してたのではないでしょうか。さしずめ、マスターは「幼稚園の先生」か

しかしながら過去の度重なる学びのおかげか、F1は雄牛を味方につける知恵をつけたよで、「オレがいやだっつってんだろぅ~」と牛から隊長に陳情する形式が成立しつつあります。しかも少しふてぶてしくなったのか、肥えてきたし…ガラスではなく、ゴムまりになるのも時間の問題か…

雄牛くんも「金さん」的になってきました
悪(dis-ease)になびかず、善(at ease)を助ける。御者と馬車の間をよいバランス感で行き来し、橋渡しをする。「助けが必要なときは、いつでもいってくんなっ!」と頼りがいのあるいいヤツに

隊長も昔ほどスパルタではなくなり、マイホームパパっぽくなってきました。
F1が倒れ、雄牛がハンストし、つくづく考えたんでしょうね
ボクが元気でやっていけるのも、F1や雄牛くんあってのことだからー。彼らが気持ちよく過ごせるために、ボクは何ができるんだろ。。そういうふうにこれから生きていく方が幸せなのかも。苦行・スパルタはやめよう

そんな3者にホッとしつつ暖かく見守っているマスター。「でも旅はまだまだ続くのよねー」とさらっと冷静な一言(ひょっとしてマスターが一番スパルタりだったりして…)。
ひとまず、めでたし、めでたし。てな感じでしょうか


とはいえ、彼らの目覚めはまだ浅く根付ききってないので、ときに昔のやんちゃが復活して私にケリをいれてしまう…今回の貧血はそんな彼らの「やっちゃった!ゴメンごめん」体験なのでしょうかねー

今回の教訓「身体あっての御者と馬!

Love, Light & Harmony!