イタリア珍道中その7（sette）

さて、セリエAパルマの本拠地、エンニオ・タルディーニです。
試合を見るつもりはなかったので、
オフィシャルショップへ向かうべく中へ入ろうとすると入口は閉じたまま。
さっぱり一般の人が入れるところがありません。中を覗き込むとショップも閉まったまま。
あれ？もう開いてるはずなんだけどなぁ？

入口近くにいた係員らしきおじさんに旅行会話本を駆使して聞いてみる。
「何時頃エンポーリオ（オフィシャルショップ）は開きますか？」
多分通じたんですが、返って来た言葉がさっぱりわからない。
何度も聞き返すが、全然理解できません。
でも、おじさんは決して諦めず、自分の腕時計を見せて
「今、ここだろ？（確か2時頃だったかな？）ぐるーっと回ってここで（夜10時頃を指して）開くんだよ」
多分、そう言ってるんです。何度も、何度も。

言葉の通じない日本人になんでこんなに一生懸命教えてくれるんだ
もう涙がちょちょぎれそうです。
「グラーッチェ、エ モルト ジェンティーレ（ご親切に、ほんとありがとう）」と言って
おじさんにバイバイすると、なんかチケット売場が開きました。
この日はなんと夜、試合がある日だったんですね、私達が知らなかっただけで。
だから、試合が終わった後から夜10時頃までやってると教えてくれていたのです。（多分）
合点。
チケットも地元のおっちゃん達がチャリンコで買いにきていて、なんだかい～い感じ。

パルマは日帰りだったので、ブラブラとまたパルマ駅へ向かって歩き出したのでした。
次は帰りの電車の中での、またまた楽しいエピソードをご紹介。
いったい、いつになったら次の街へ行くのやら…

写真は街の中の生ハム屋さん（？）のウィンドウ