小出裕章さんにきく。- 水戸巌さんについて。- 2014.06.12
■小出さんが恩師と呼ぶ水戸巌さん。
今回は小出裕章さんが「数少ない恩師の一人」として名を挙げている、水戸巌さんについての話です。
この話の中では水戸巌さんの反原発以外の活動にはほとんど触れていませんが、「救援センター」の設立など、他にもいろいろされてるんですよね。
当時学生だった小出さんが、女川原発の裁判の証人として水戸巌さんを訪ねて行ったというのは、なかなかいい話だなぁと思いながら聴いていました。
学者としての役割だけでなく、そこには社会との関わりを意識することや情熱がないと、こんな反原発運動ってできないですよね。
■時代背景について。
この話の中で小出さんが「私は全共闘です。」と言ってますが、少し解説をすると、「全共闘」や「ベ平連」というのはちゃんとした組織(セクト)ではないんですね。
この辺の時代背景は少し複雑かもしれませんが、ざっくり言うと1960年の「安保闘争」からいろいろな反対運動が起きて、水戸さんが逮捕された人のための「救援センター」を作ったりして活躍された・・・という流れですね。
3.11の原発事故が起きて反原発運動が盛り上がり、そこからさらに秘密保護法、解釈改憲反対運動が盛り上がって・・・という今の動きと似てるかもしれません。
小出さんも「今と似てると思います。」と言ってましたしね。
水戸巌さんに興味を持たれた方は、小出さんが前書きを書かれていて最近出版された「原発は滅びゆく恐竜である」や、以下のサイトの文を読んでいただくといいと思います。
■参考にさせていただいた資料、サイト。
デモが高揚した時代は救援運動の時代だった──反原発を牽引した夫・水戸巖の遺志は蘇る(図書新聞)
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年5月25日(日)
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