Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

いいんです

2010-07-09 23:40:55 | Weblog
昨日は、赤幌車さんに誘っていただき、小樽のオシャレな店に行ってきました。

カフェハリウスという店。その名の通り、小樽市 張碓(はりうす)にあります。
つまり、小樽と札幌の間です。


車好きとしては夢のようなお店で、喫茶店の前に、ローバーミニとか、ロータスエランとかが陳列されて、実際に売りに出されています。

そんなお店です。


軽井沢にでもありそうな、センスにあふれた店でした。


しばらくすると、そいつはどうかな?さんと、りりーさんも到着。
皆さん、ロードスター乗りの方々です。
赤幌車さんが誘ってくれていました。



で、このお店は、クラシックカーの販売もしていて、店の裏には整備するスペースや、車を保管するスペースがあります。

そこにあったのが、下の車で。






この写真の、上の写真だけで、これが何の車か分かった人は、ちょっとそうとうなマニアックです。sakubunの手に負えない範疇の人だと思います。

2枚目の写真でちょっと分かったかな、って人は、たぶんsakubunと同じくらいの車好きだということになるでしょう。それが喜ばしいことかどうかは別にして。



NSUヴァンケルスパイダーという車です。
世界初のロータリーエンジン搭載の市販車です。
世界初のロータリーエンジン車は、マツダのコスモスポーツではありません。

そもそも、NSUは早い段階から、ロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)の試作に成功し、これをもって世界各国の自動車メーカーに売り込んだ。
1960年代には世界のほとんどの自動車メーカー、重工メーカーがこのエンジンの開発に乗り出し、マツダもそれらのひとつだった。

マツダは1964年にコスモスポーツを発表し、67年に発売に至った。

これに焦るかたちとなってNSUはマツダと同時期の1964年に、このヴァンケルスパイダーを発表し、すぐに発売に漕ぎ付けている。

ただし、初期のロータリーエンジンは、振動や白煙(オイルの燃焼)がヒドいものだった。

マツダはこの難題を、2ローター化とアペックスシールの改良で解決させたために、マツダのロータリーエンジンは 「世界初の、ロータリーの実用化」と言われることが多い。

単に世界初の市販ロータリーエンジンと言うと、NSUになる。



そういう、歴史的なモデルとなります。

ちなみに、NSUはロータリーエンジン搭載車を他にも発売するんだけど、それによってまだ未完成だったこのエンジンのトラブルは続発して弱体化。アウトユニオンに吸収合併され、これが後のアウディになっている。NSUが発売した世界初のFFセダンのロータリーエンジン車のRo80は、エンジンこそ未完成だったものの、優れたパッケージングとデザインを兼ね備えていて、これが現代のアウディA4の祖先となっている。



はい、そういうウンチクは置いといて。



とにかくそんな極めて希少な車が、ここにあるっていうのが凄いでしょ・・・

既に買い手が決まっていて、整備中ということでした。

そりゃ売れるわ。


そういう感じで、素晴らしいものを見せてもらって。


カメラを持っていけばよかった・・・

それでも、携帯でもそこそこ撮れるもんだな。

また何度でも行きたいお店でした。


通うと、いつか良い車にめぐり合って買ってしまいそうで怖い・・・w

ちなみに、デミオには営業用に、いつでもハンコが入ってますw

帰りは3台のロードスターに並んで、一人だけデミオ。
ちょっと寂しかった;