Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

いま、言うことかどうか微妙だとは思ったけど

2011-03-28 00:39:02 | Weblog
ある大学の工学部の教授と話をした。

この先生は、とくに原子力に詳しいらしい。
そもそも、1970年代に福島原発が作られる頃、その開発に携わった会社のうちのひとつに居て、間接的にそれに関わった経歴を持つ。

この方いわく、やはり原発に関する報道のされ方が、ひどい、ということ。

放射線の数値など、むやみに不安を煽るような報道もある一方で、
かなりヤバいんじゃないか、という事象を、さらっと触れてしまったり。


「そもそも、あんな海の近くに原発があること自体、問題があることで我々はいつも、もっと高台に建設すべきだと言っていたんだよ」

そう言っていた。
原発では、燃料を冷却するために海水を使う。
そのために海に隣接した土地が、好ましいという事情はある。
とはいえ、俺のような素人が考えても、海も近くて高台になっている土地、というのはけっこうある。
そういうところでは、ダメだったのか。



「ほんまでっかTV」でも人気の、武田教授は、北海道新聞のコラムでこう書いていた。
「建設費を2割あげれば、震度7に対応する発電所を作れた。でも、そうはしなかった。
 もし、安全性があがることで電気代が上がったとしても、国民は理解したのではなかっただろうか」



そして、その武田教授がある番組で語ったのがこれ




なんでもかんでも批判するのはよくない。
今の日本では、前向きになるべきで、皆が一丸となるべきで、批判的なことを言うべきときではない。


けれども、起きてしまった地震とは違い、原発の問題はいまも進行形で続いている。
復旧作業のなかでも、問題がおきている。


武田教授の意見は、衝撃的だけど、
このことは、原子力発電所のみならず、日本の政治のあり方についてさえ言えることだと思った。


二度とこのようなことがおきないように、これからの発電所は、万全を期したものにしてほしい。

でも、そのためには今の原発のほとんどは、今のままでは使えないだろうな