どうしたもんですかね

再生可能エネルギーの割合を、数年のうちに急速に上げることは難しいと思うから、

当面は、火力発電所に頼る割合を増やすしかないんだろうけど、

火力発電所に頼る割合を増やすことは、原油高の影響をもろに受けるので、日本の経済にも影響を与えてしまい、

それはそれで好ましくない。


こまったものですね。


地震から4ヶ月が経ち、すこし落ち着いてきたとでも思ってるのだろうか。
最近になると、あまり「脱原発」を声高に主張すると、あまり良いように扱われないようになってきたと思う。


確かに難しい問題。

すぐにどちらかに決断を下せるものではない。



ただ、

こんな風に、賛否が分かれて議論がつきないモノを、

日本中に乱立させて発電させて、既にそれを無くしては電力をまかなえない、なんてことにしてしまっている状況は、問題だ。


そして、こんな事故がおきるまで、気にもしないで皆平然と何十年もやり過ごしてきたのだから、

日本中が皆おろかだったのかも知れない。



もはや、どの食べ物が安全で、どれが危険か、それさえも誰もわからない。

「ただちに健康に影響が出るレベルではない」なんて言われても、いつかは影響が出るのか、そんなのわからないじゃないか。

といっても、そもそも放射能がこんなふうに広がる事態は、人類の歴史においても過去に2度くらいしかサンプルが無いので、

誰も本当のところがわからないのかも知れない。



今後の10年、20年、30年のスパンで、どこかの地点での発ガン率が、全国平均より高くなったとかになったとき、
そんなもの誰が責任を取るのだろうか。

国は責任を、、、取らないだろうな。


じゃあ、どこまで取るのか。


既に、いま、市場に出まわった牛肉から放射性物質が検出されて、その責任を国は取るのか、ってことになってるけど、

この先、さらに予想だにしなかった方面で（食べ物以外でも）、放射線が検出されたとき、どの範疇まで国や東京電力の責任の中にあるのか、


それは誰がどのような方法で決めるのか。



今の政治家たちで、それが出来るのだろうか。



なんてな。


偉そうに言った。




ちなみに、話はかわるけど、俺は子供手当てはしっかりした額を出すべきだと思いますよ。
出す方法は、様々議論の余地があるかも知れないけど、まとまった額を支給することを「バラマキ」と言うのは、全然違うと思うし、
「バラマキ」って言っておけば勢いがあって良いみたいな感じで言葉を選んでるとしたら、自民党もクソだと思う。

子供を育てるのは社会の責任。


それは、なにも博愛精神のもとに言ってるのでもない。
教育者の鏡のような人物の言葉を借りているのでもない。

ただ、クールに客観的に考えたとしても、社会を維持していくために、人口の減少は食い止めることが急務なわけで、
その直接的な手段として、出生率を上げたり、子供を無事に成長させていくことは、
社会にとって極めて重要なことであるはずなのだ。


そのような、「子供を育てることは社会の責任」という考えに立ったとき、親の年収によって額を上下させることは、そもそも間違っているかも知れない。
けれども、今は実際問題、切羽詰った財政危機なので、ケズれる部分は削るべきだから、裕福な家庭へは支給を減らすのも、方法の一つではあるかも知れない。


いずれにしても、政局によって、手当てが出たり出なかったり、額が上下したりってのは、極めて悪いことだと思いますよ。

子供を計画的に作って、産んで、育てるとなれば、


子供が欲しいとなってから生まれるまでには2年とかかかるし、生まれてから中学生になるまで10年以上。

それまでの間に、政局によって何度も金額がかわったり、出なくなるかも知れない、なんてなれば、

人々は不安で、結局いつ出なくなっても良いように、出ないものとして考えるようになってしまいますよね。

そんなことになったら、「手当て出た、ラッキー」程度のものに成り下がって、

経済対策にはなるかも知れないけど、出生率を上げることはほとんど無理でしょう。




生意気なことを書きました。

寝ます。