原爆の日

今日は長崎の原爆の日でした。
8月6日は広島の、でした。


年にたった1回だけだけど、原爆や戦争のことについて、ちょっとマジメに考えることが、必要ですよね。

広島に原爆が落ちた時、その数十分前から日本空軍、陸軍は、3機のB-29爆撃機が広島へ近づくのを確認していたそうですね。
空軍の１機は後方から襲撃を試みるも失敗して撤退。
その後、陸軍がレーダーで捉え、空襲警報を発令し、発信しようとしたその瞬間、原爆は広島市中心部の上空で爆発。
警報は発令できなかったそうです。

周辺は真っ暗になり、焼けた市電が乗員全員が死んだまま、なおも燃えながら線路を走り続けたそうです。
半径５００mの９割以上の人が、その日のうちに死亡。半径２ｋｍの家屋がほぼ全て全壊。

その破壊力は、改めて、おぞましいものです。

爆発の直接の被害だけでなく、その後の放射線による被害も、よく知られています。


長崎への原爆は、その日、小倉（北九州）が雲に覆われていたために、長崎に変更されての投下になったとか。

アメリカは、かならず市街地が目視で確認できる状態でのみ投下する計画だったのです。
爆弾の威力を、カメラで修めることが目的。


にわかで、ネットで調べて得た情報ですが。
概要としては、こういうことのようです。


８月１５日には日本は降伏するわけだから、２つの原爆の投下はまったく無意味。
当時の日本政府は、それを食い止めることが出来たかも知れない。
その責任はとても大きいと思います。
また、それは２つの原爆に対してのみではなくて、それ以外にも戦争で多くの国民を死なせたり苦しめた、
その責任はとても大きい。

そして、既に原爆を使わずとも、日本の降伏は決定的となっていたタイミングで、２発もの原爆を投下したアメリカ。
それを使えば、都市がまるごと焼けてしまうことが想定されていた。
だとすれば、当然、子供も女性も、学校も病院も全て焼いてしまうことが確実であった。
それなのに、それを使ったことは、戦争犯罪ではないだろうか。（その議論をここでするつもりは無いが）


東京や大阪ではなく、地方都市を狙ったこと。
記録を残す目的で、晴れた日を狙ったこと。

「人体実験」「戦後のソ連との関係に優位に立つ目的」とも言われています。

そのような考えからすれば、やはり悪質性が高い。


残念なのは、アメリカ人の大多数が、今も尚、原爆の投下が、
戦争の早期終結のために、良かった、あるいはやむを得なかった、と考えていることだ。



せめて日本人だけは、その悲惨さ、苦しさ、を正しく知り、次の世代に語り継いでいくことが
とても大切なことだと、思うのです。



まじめ。


寝る。
（やっと二日酔いが収まった。夜までかかった。）