読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

大倉崇裕著「スーツアクター探偵の事件簿」

2022-02-01 | あ行
スーツアクターとは着ぐるみ俳優ぬいぐるみ俳優のこと。ひょんなことから、着ぐるみに入って演技する「スーツアクター」としてコンビを組むことになった、樺島雄一郎と太田太一。怪獣映画に夢をかけながらも、とある事故のトラウマから着ぐるみに入れなくなってしまった樺島と、天然ボケにして天性の演技力の持ち主・太田。怪獣モノ特撮撮影現場の映画撮影所で次々とおこる事件を、雑用係としてトラブル解決を押しつけられた元スーツアクターの椛島青年。探偵は探偵でも、本格ミステリーの名探偵よろしく、体力と度胸で情報を集めるハードボイルド系タフガイタイプだ。コミカルに、ときにハードボイルドに、相棒同士となった二人が解決する連作短編集。着ぐるみ俳優の苦労・苦悩 薀蓄、裏話が解って楽しかった。
2016年6月河出書房新社刊


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