サイコミステリー。大学合格を機に住居を探していた藤崎理佐は、偶然シェアハウス「サニーハウス鎌倉」を見つける。そこは少しバス停から遠いがセレブの別荘のような豪華な外見と設備、格安な家賃と好条件ばかり。すぐに住むことを決め、暮らしはじめ充実した日々を送っていたが、同居人が行方不明になったり立て続けに事故死する。前半はシェアハウスの素晴らしさや、人間関係が難しさや気まずさ、元々人間関係が得意ではない人には合わないという欠点など、そんなシェアハウス独特の日常の環境と人間ドラマが展開されるのだが、徐々の不協和音からの戦慄と恐怖が!不安を抱いた理佐は高校時代の友人に相談するが・・・。プロローグで犯行現場と犯人が登場するので、誰かが犯人だと推理しながら読み進めたが途中検討を付けたがそして誰もいなくなった展開で、シェアハウスという設定や人間ドラマが、全て真相に繋がっていたと予想外の結末のバットエンド。
2019年3月実業本社刊
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