過剰防衛による殺人の裁判で無罪となり、警察庁警備局公安課特別捜査室通称「サクラ」に復帰した田臥健吾を、新たな任務が待ち受けていた。東京発博多行きの“のぞみ167号”の車内でTNT爆弾が発見されたのだ。さらには、イスラム国の対日本専門のテロリスト“クラッシュマン”が入国したという情報がICPOのリヨン事務総局よりもたらされる。田臥は、“サクラ”の仲間たちと共に深く静かに捜査を開始する。世界中でテロ事件が多発する中、三重の賢島でサミットが開催される、米国のオバマ大統領の広島訪問が・・・
警備に大わらわの背景を絡ませてISテロ要員が平和ボケの日本に潜入しテロ計画、それを阻止しようとする公安との攻防を描いた裏話的サスペンス。テロは元CIA崩れの仕業説は?
2016年11月双葉社刊
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