読書備忘録

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堂場瞬一著「over the edge」

2017-04-21 | 堂場瞬一

NY市警のエリート警官ブラウンと警視庁刑事崩れの探偵・濱崎が、東京を舞台に世界的IT企業重役失踪事件を追って、反発し合いながらも互いの正義を信じて闘うハードボイルド小説。

視察のため来日したニューヨーク市警のブラウンには裏の目的があった。東京で失踪した旧友ホワイトを個人的に捜すのだ。ホワイトは世界的IT企業の幹部で日本支社設立に動いていた。だが調査開始直後、ブラウンは何者かに襲われる。彼を助けたのは元刑事の探偵・濱崎だった。面白いから手伝うという濱崎にブラウンは反発を覚えつつも、いつのまにか手を組むことになり、二人が人種や立場の境(エッジ)を越えて真実を暴いていく。

展開が遅く性格の違う二人の関係がまどろこいかしいが、刑事を辞めた訳も明らかになり面白く読めた。

2012年11月早川書房刊


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