野良猫や作物の病害虫に使える"狂力"スプレー

筆者宅の近所は、なぜか野良猫が多く集まってくる。1匹行方が分からなくなったと思えば新しく1匹...気が付いたらまた1匹...
といった具合に次々と見知らぬ猫がいつの間にか出没する謎エリアだ

野良猫は土を掘って、そこに糞尿をしていく。だからガーデニングを楽しむ世間の奥様方にとっては大敵。
大切な花壇を荒らされるから、忌避剤を使ったりトゲトゲを設置したりする方が多い。近所にも実際にいる。

筆者も野良猫に困っていた。ウチには愛猫こまめちゃんがいるのだが、常連(?)の野良猫とガラス越しに喧嘩したり落ち着きなくリビングを
走り回ったり、野良猫によるストレス被害を受けている状況だ。これは健康を害する恐れがある。
しかし、猫は飼い主の有無に関係なく動物愛護法の保護対象動物である。迷惑だからといって罠を仕掛けて傷つけたり、暴力で
駆除してしまうと罪に問われる。捕まえたり攻撃することができないのだ。

そこで、写真の液体が役に立つ。お酢と焼酎にトウガラシを漬け込んだ、非常に強烈なニオイのする液体。
対小動物用忌避液、名付けて「デス・スプレー」だ(小並)

野良猫やハクビシンなどのケモノ対策だけでなく、殺菌作用があるため作物に散布すれば一部の病害虫を防除することもできる。
材料はすべて食品なので、飲むことも可能なぐらい安全(ただし腹を壊すが...)


水で薄めて野良猫に来てほしくない場所にスプレーで散布する。この強烈なニオイには、こまめちゃんもドン引きである
ただし、このスプレーの唯一の弱点は雨が降ると効力を失うこと。なるべく雨がかからない場所に散布すると良い。


筆者の管理する畑は「動物と共存できる自然に優しい農園」を理念としているため、たとえ野良猫にウ〇コをされたとしても、
なるべく傷つけたり追い払うようなことはしたくない。しかし、愛猫にストレスがかかる以上は仕方がないことではある

そもそも、自分勝手な理由で飼っていた動物を野外に放つ人間が悪い。どんな生き物も、飼うなら最期まで責任を持つことが大切だ。

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