結局、昨日は名古屋戦を観に行ったのに名古屋市内には寄りませんでした。その豊田を離れ東京までの道中、途中の藤枝で寄り道し、天皇杯の静岡県代表を決める決勝戦「藤枝MYFC×HondaFC」戦を観てきます。
J3で下位に沈む藤枝とJFLで上位につけるHonda。普通にHondaが勝っても全然おかしくないカード。
しかし試合はJ3で格上の意地がある藤枝が主導権を握る。右サイド久富賢のクロスをFW大石治寿があわせ、最初のチャンスをしっかり決めて先制。
HondaもFW伊賀貴一がシュートを放つもGK朴一圭の正面。
一方の藤枝は確実に決定機を決める。今度は左サイド後方からの難しいクロスを再び大石が巧く合わせて2点目をゲット。
Hondaもチャンスを作るが古橋達弥のシュートもGK朴がファインセーブ。
藤枝の勢いは止まらず、さらにFW枝本雄一郎がゴール左隅に決めて追加点。
前半30分も経たないうちに3-0と藤枝が大量リード。
それでも藤枝のDF陣がピリッとしない。伊賀がGKと1対1のシーンで倒されたかに見えたが…。
主審の判断はノーファウル。もちろんHondaサポからは大ブーイング。
さらにまたも伊賀が狙うもGK朴がファインセーブ。前半は本当に藤枝GKの朴が当たりまくってました。
前半は3-0と藤枝リードで終了。
とはいえ、前半の内容からすればHondaが1点でも返せば一気にムードは変わると思ったんですが、後半始まってすぐに藤枝の枝本が4点目を決める。
さらに追加点を狙うもここはHondaGK阿波加俊太がナイスセーブ。
確かHondaはシーズン途中でチーム所属のGK2人が怪我して、急きょ札幌からこの阿波加ともう1人のGKを緊急補強したんだよな。
後半20分過ぎには古橋が負傷。交代で原田開が入る。
するとこの原田が大爆発。まずはゴール前の混戦から決めてようやくHondaが1点を返す。
さらにゴール前で伊賀との見事なワンツーから2点目を決める。
これで2-4。ようやくHondaサポも盛り上がってきた。
さらに原田が魅せる。右サイドからのクロスかと思いきや、GKのニアサイドを狙ったシュート。しっかり枠に飛んでGK朴はかろうじてCKに。
完全に流れはHondaに。原田のCKから決定機もここはゴールならず。
しかしその直後に久々に藤枝に大チャンス。大石が抜け出しGKも交わして無人のゴールに流し込むだけでしたが、これを吹かしてボールはバーの上へ。
4-2のままアディショナルタイムへ。しかしHondaも諦めず、伊賀が抜け出すと…。
逆サイド、走り込んだ原田にラストパス。これを原田が落ち着いて流し込んで3点目。そして途中出場ながらハットトリック達成。
Hondaがついに1点差まで猛追。アディショナルタイムもまだあとワンチャンスくらいは残ってるはず。
そのラストチャンス。伊賀が果敢にシュートを狙ったが、これは大きくバーの上へ外れて万事休す。
そして試合終了。なんとか藤枝が4-3で逃げ切った。
大味な試合になりましたが、J3の面目をなんとか保った感じで藤枝が天皇杯の静岡県代表に。これで初戦はJFLの奈良クラブと。それに勝てばJ1の清水との対戦に。
しかしこの日、一番目立ったのは何と言ってもこの原田開でしょう。後半途中からの出場でハットトリックに加え、その他でも抜群の動きを披露。何でもっと早く出さなかったんだ、という疑問符も付きますが、まぁこればかりは分かりませんからねぇ。
個人的にはHondaを応援してて、そのHondaが天皇杯でも奈良に勝って清水にも勝つんじゃないかな…なんて思ってたんですけどね。まぁでも普通に面白い試合でした。