Smile Station

スマイルステーション、国際ボランティアワークキャンプ等で活動する高校生のブログです。

日本の技術 vs 日本の言語教育

2010-09-19 12:17:37 | その他、スマイル情報
 ちょっと違った視点からの日本の言語教育について考えて機会がありました。

 バングラデシュの留学生とバングラデシュの英語教育についてお話しを聞く機会がありました。バングラデシュの教育はプライマリー、セコンダリーで10年間(日本でいう小学校から高校1,2年までぐらいかな)、その後11,12年生のグレードがあり、そこを出るとさらに大学へ進んでいきます。  

 公的な学校では、セコンダリ-までの教育はバングラ語で行われ、その後は、英語が中心に行われます(11,12年生はバングラ語の選択も可能な場合もあるとか...)
 
 バングラデシュの人たちは、英語をツールとして、英語でのコミュニケーションを図っています。自分の意思を正確に伝えることが出来ます。 大学では、英語で講義が行われます... 

 そこには、ひとつ、英語が出来ないとどうしようもない実情がありました。 教材、テキスト、文献がバングラ語ではなく、英語のものを使わなければなりません。このようなことから必然的に、英語を学習し、マスターしているようです。

 一方、日本では、色々な世界の先端技術、情報が、リアルタイムに日本語へ翻訳されている状況があります。英語を学習する必要性が少ないということが言えるのではないでしょうか...

 逆のパターンがあります... 医学、工学、科学などの研究課程で来日する留学生、研究生達は、3年から5年間、日本にいても、日本語が話せないケースがあります... 彼らの優先は日本語を学習するより、研究なのです。 彼らにとって必要な日本語は生活の場での最小限のサバイバル日本語となります...

 このような状況を、みなさん、どう考えますか?  

 ---  本当に必要性に直面したときに、人の力は発揮されていくもの... 母語以外の言語についても、必要に応じて発展していく、そのためには、努力も必要である...     国際化人になりましょう...

コメント (2)
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