粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

「一人で勝手にやれば」語る会 21

2011-07-07 08:39:16 | 語る会
蕎麦屋をやっていても今のお話しのように暇な時もいっぱいあります。もう蕎麦屋なんて止めてしまおうかなんて思う時もあります。そんな時は一燈の窓から綺麗な西の空を眺めて泣いています。いいえ、私は泣き言は言いません。愚痴も言いません。「空が綺麗だなー」「西山が綺麗だなー」と言って誤魔化します。でも、もし私達が一燈の窓から外を哀しそうに見ている姿が確認できたときは、100㍍も行かないうちに方向転換できるところがあります。そこから引き返して一燈へ来て下さい。ほんとに、そんな思いになることもよくあります。

□こんなに車がいっぱい春日街道を走っているのに「一燈の看板点いていないのかなー」と、確認に行きます。でも、電光掲示板はチカチカ光っています。白色発光ダイオードです。毎月リースで払ってます。のぼり旗だって一生懸命ハタハタしてお客さんを呼んでくれています。私達も一生懸命働きたいのにお客さんが見えてくれないことには始まりません。こういう時あまり深く考えないようにしています。深く考えたら「鬱」になってしまいます。私が「鬱」になったら、女房も「鬱」になります。女房が「鬱」になったら、お手伝いしてくれている女房の姉さんも「鬱」になります。スタッフみんなが「鬱」になったら、そうですお客さんも「鬱」になります。「鬱」は、うつるんです。

□そのような暇な時には思いを込め打った蕎麦がたくさん余ります。そして、その蕎麦を私は手を合わせながら捨てるんです。「ごめんね」「ごめんね」と云いながら。だから、私のカラオケでの18番は小林旭の「ごめんね」です。 続く。

最新の画像もっと見る