久々にルパンの話をする。大した内容じゃないです(いつもそう)。
録画してあった part6の第十話、押井守さん脚本の『ダーウィンの鳥』の回を見返してたんですけどね('21年放送)。
ストーリーに関しては、当時、来週 押井守と知った時点でどうせわけわからんのだろうなと思って視たらわけわからんかったって感じです。あれの解釈とか私にはムリです
ネット上で皆さん色んな解釈を披露してくださってるのでそういうのを読んでるのは楽しいですね。
『始祖鳥の涙』っていうタイトルのイラストです
作中、化石がイメージより小っちゃくておどろいた。尾が長いけどそれを入れて50センチくらいだそうで。
ストーリー以外で私の中でなぜか印象に残ったのは、二人で並んで立っているルパンと不二子。
なんかえらいセクシーじゃないですか? どのシーンもえらい色っぽく見える。なぜだろう。ただ並んで立ってるだけなのに。
そんなエピソード一個も出てこないんですけどね。いつもの軽口は叩くけど。オレは不二子の守護天使だとか、獲物が美しいことは盗む動機になるとか(意訳)。
part5でやたらいちゃいちゃしたり「私はあなたの何?」とか迫ったりするんだけど、今回の方が接近してる感じがする。物理的な距離以上に。
そして一番「…ん?」と思ったのはCM前のセリフ。上記の発言の後の不二子との会話。報酬の分け前の話で。
不「美しい者への無償の愛じゃないの?」
ル「オレは泥棒だからな。美とか人の心とか、そんな分かりにくいもののために身体を張るのはゴメンだ」
ズ、ダッダラッタ ル、パ~ン
え? 今の完全に、奴が盗んでいったとんでもないものを意識した言い回しだよね?(※)
しかもその一言でCMだよ。あえて狙ったとしか思えないんだけどひょっとして仲悪いのか(ピー)監督と。
まぁこの辺は部外者には推し量れない部分なので勝手な憶測はやめます(今さら )。
やめますけど、真贋の間(あわい)を飛ぶ物語の中に、急に現実世界の人間関係が垣間見えてちょっと、あれ?と思ったのでした。
最後、ネタバレになりますけど、この話しって結局ルパンは一切登場してないってことですよね、解釈にもよりますが。見返したがやはり登場してると思う…、そもそも最初から全部虚構かもしれないけど。
色んな意味でかなり稀有な回でございました。