有田ジェネレーションの話しの続き、予告通り書かなくてすみません。
このブログ、どの程度需要があるか不明なんですが、前回が予告しっぱなしで終わってるので私もずっと気にしてはいました。予告した笑けずり編を書きますね。
『笑けずり』って、説明すると長くなりますが、【「日本一面白い無名芸人」を決めるドキュメンタリー風バラエティ番組】と銘打って、湖の畔のペンションで合宿させられる企画です。'15年の8~9月にBSプレミアムで放送された結構本気の番組です。全7回
このバックショット大好き 良く撮れてる。
私も今年に入って存在を知ったんですがね~ 探せば動画視られると思います。
その笑けずりの中で、毎回講師として先輩芸人が授業しに来ます。講義(授業)の内容も講師毎に個性があって面白いです。
その中でバイきんぐの二人がやって来る回があります。
で、そこで小峠さんが、割と設定とか松陰寺のキャラのことは褒めてるんですよね。
さて、ここで前回文字起こしした有ジェネのシーンを思い出していただきたい。
その場に小峠さんもいて、一瞬有田さんの言からぺこぱをかばおうとしています。
有田 「何故この人(松陰寺)に…、こんな人に、物件の相談をするのかが…」(一同笑)
シュウペイ「(笑) なるほど!」
小峠 「いやいやいや、有田さんそれはちょっとあの」
有田 「もうネタとして入ってこないの。この人が頭おかしすぎて」
笑けずりの放送が'15年、有ジェネが'16年なので、笑けずりの方が一年早いです。
つまりまぁ、言ってしまえば、有田さんが指摘した点を、小峠さんはスルーしてた、ということになるんですよ。
ね、面白いでしょ。
これ、褒めたのはもちろん本心だとは思うんです。ただ、あえて若い人に対して委縮しないように、まず良いところを見つけてやろう、という方針だったのかもしれない。他人を講評するということ自体に慣れておらず、探り探りだったのかもしれない。その辺のところはわかりません。
ただ小峠さんとしても、有ジェネで再会した時、それなりにぺこぱに対して何か気持ちはあったのかもしれませんね。贔屓するようなことはないでしょうけど。
Σ( ゚Д゚) ああそうだ。大事なことを書き忘れてた。
この時点で松陰寺さんはボケ、シュウペイちゃんはツッコミです
この当時の松陰寺さん、衣装、化粧、パフォーマンスの激しさで、個人的な体感で、今現在の5倍くらいインパクトがあります。
今のぺこぱを知っていれば、はっきり言って余計なこと(言い過ぎ?)。いいところが消されてるんですけど、当時はそれありきでやってたから、みんななんとかシュウペイの方を松陰寺に合わせようとするんです。
ボケに対してツッコミが弱すぎる、後半に行くにつれもっとテンションを上げた方がいい、というようなことを他の講師からも口々に言われます。
アドバイスを受け、ツッコミが強くなったことによって、実際笑いも増えます。私も見ていて普通に面白かったです。
結果、9組中3位という成績を、生放送の舞台で残して『笑けずり』は幕を閉じました。
(オーディションも含めると、全250組中)
しかしねー、これ後からならなんとでも言えるんですが、シュウペイちゃんの体質にきついツッコミが合ってなかったんでしょうね。
結局その後、何度目かのボケとツッコミの入れ替えを行い、現在の形になったのが'18年、おもしろ荘で芽を出したのが'19年初頭、着物を脱いだのがその年の夏、M-1がその暮だから、笑けずりから約3年以上苦しんだことになります。
全部今にして思えばって話ですけど、こうして見ると、有田結構鋭いこと言ってんじゃんて思いませんか。(急に偉そう)
シュウペイのツッコミにも改善の余地はあるけど、ぺこぱの漫才自体に構造的な問題がある気がするって見抜いたってことなんじゃないですかね。笑いにしてしまってるから分かりづらいけど。
現在のぺこぱのノリツッコまないシステムは、この構造的な問題を解決してます。
また、先日一部で話題になった、シュウペイが、一見『じゃない方』に思われがち、なのを逆手に取ってるという意味でも秀逸です。
ちょっとそこまでいくと有ジェネの話しから離れてしまうので今回はここまでにします。ご清聴ありがとうございました。
やるね、有田
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続きじゃないけど笑けずりの話し