オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

島根・山口・福岡・広島の旅2013 その8(秋芳洞)

2013年02月06日 | ├ 中国/四国/九州
旅行記「島根・山口・福岡・広島の旅2013」の二日目、「秋吉台」の続きをお届け



日本最大級のカルスト台地“秋吉台”にはもう一つの姿があります。

その地下100mには秋芳洞・景清洞・大正洞をはじめとする大小450余りもの洞窟があり、鍾乳石や石筍など見事な洞窟生成物を作り出しているのです。

今回は日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」内の観光コース(約1km)に参加しました。
(ルートの都合上、正規の入り口とは逆からアクセスしました)





まずは“三億年のタイムトンネル”と名付けられた全長187メートルの人工トンネルをひたすら降ります。

通路の両端には地球誕生から現代までの秋吉台をイメージした56枚の絵が飾られ、地球誕生まで遡り、壮大な“時の流れ”を演出ゾーンになっています。





▲クラゲの滝登り 今回はピンボケ写真ばかりです

トンネルの底に辿りつくと、そこには静寂な巨大空間が待ち構えていました。

洞内の観光コースは約1km(総延長8.9km)。

温度は四季を通じて約17℃と一定で、夏は涼しく冬は温かく感じることができます。

約一時間の散策でしたが、時間が凍結したような自然が織り成す不思議な造形には大きな感動がありました。




▲巌窟王


▲傘づくし


▲百枚皿


▲洞内富士





▲黄金柱

中でも、巨大な黄金色の柱がそびえ立つような「黄金柱」は人気スポットで多くの方が記念撮影をしていました。

長い年月が作り上げた大自然の神秘とスケールの大きさを感じました...



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■秋芳洞の歴史
秋芳洞は、秋吉台の南側のふもとにある広谷ポリエの奥に、ぽっかりと口をあけた日本屈指の大鍾乳洞です。
古くから地元の人々に瀧穴と呼ばれ、知られていました。
明治40年頃より、イギリス人のエドワード・ガントレット氏により洞内の探検や調査がおこなわれ、初めて海外に紹介されました。
瀧穴は大正11年3月には国の天然記念物に指定され、今まで大切にまもられてきました。
また、大正15年5月、昭和天皇行幸の際ご覧になり、「秋芳洞(あきよしどう)」という新しい名前を賜りました。

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■秋芳洞はどうしてできた?
雨水は、地上に落ちる途中で空気中の炭酸ガスをふくみ、秋吉台上に降ります。
台上に降った雨は、地殻変動などで石灰岩にできた多くの割目にそいながら地下にしみこんでいきます。
この時、雨水にふくまれているわずかな酸により、石灰岩の割目は少しずつとかされて水路となり、しだいに大きくなります。
また地下水は小石や砂などを流し、地下水位がさがるにしたがって洞くつは下へ下へととかされたり、浸食され、大きな空洞となっていきます。
洞くつがしだいに大きくなると天井や壁がくずれ落ちて、さらに大きな洞くつになります。
大きな空洞ができて、さらに地下水位がさがると、洞くつの発達が止まり天井や壁・床面に鍾乳石や石筍、石灰華などの二次生成物ができはじめます。

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約一時間程歩くと、山の裂け目から外の景色が見えてきました。

思い返せば、よくぞここまでの観光ルートを築き上げたと感動です...

様々な苦労があったと思います。




▲本来は、こちらが観光ルートの入口

この裂け目を抜けると...

山肌の岩と緑、そして滝といった自然が作り出す三位一体の美しい光景(絵)が待っていました。
(本来はこちらが鍾乳洞の入口です)







杉木立を抜けても洞内から静寂に流れ出る清流がここまで伸び、清流に架かる橋を渡る頃にはもう冷気が伝わってきました。

やはり外は寒い~!
(一時間程歩いて、汗をかいたので尚更です)





無事、地上に生還です{/body_fall/}

この地下にあれほどの大空間があるなんて、想像できませんよね。





秋芳洞の入口通りには数十軒の土産屋・食堂・旅館が並んでいました。

閑散としていましたが、まさにに描いたような“観光地”です。

場所柄でしょうか、この地から掘り出した鍾乳石や大理石を用いた石材系の御土産が多かった気がします。



ここでも御当地ならではの土産を買いました。


▲秋芳梨の果汁を使った【山口県限定二十世紀梨のど飴】


▲秋吉台の裾野で育ったごぼうを練りこんだ【秋吉台 ごぼうかりんとう】

ちょっとピリ辛で病み付きになる美味しさです。

帰宅後も旅の余韻を噛み締めている今日この頃です。


(つづく)


【過去の記事より →かりんとうアレコレ[黒糖かりんとう][阿波のかりんとう][わらじかりんとう][牛乳かりんとう]

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