
「島根・山口・福岡・広島の旅2013」もそろそろ折り返し
二日目の工程をお届けしています。

▲関門橋は昭和48年開通/全長1,068mで海面からの高さ61m
山口県下関市と福岡県北九州市の間で本州と九州を隔てる関門海峡を渡り、舞台は福岡県へ。
この辺りは日本海と瀬戸内海をつなぐ重要航路が通り、潮流が速く複雑なことで有名ですね。
(ワタクシは泳ぎませんが
)
歴史を遡ると、壇ノ浦の戦いや下関戦争では戦場になりました。

▲村田蒲鉾店 門司店
福岡県に入り、初めに降りたのは「村田蒲鉾店」...?
バスツアー
の宿命...お土産処の巡回です(笑)
こちらは昭和36年に創業した山口県“萩市”発祥の漁場豊かな土地の老舗かまぼこ店。
(またも萩市です:笑)
創業以来変わらず伝統の味や技術を受け継ぎ、萩市で捕れた新鮮な地魚を使って蒲鉾を作っています。
(山口県内には4店舗の直売店があるそうです)
特筆すべきは山口伝統の“焼き抜き”という職人の勘とこわだりの製法でしょうか。
蒲鉾板の下からジックリ焼いた後に、最後に上から一気に焼き上げ素早く冷ますことで
香味を一層引き立て、適当な弾力と独特の風味を備えた蒲鉾に仕上げています。

▲お土産で頂いたかまぼこ「萩特産 萩王」と自宅用の「明太チーズ」
蒲鉾と言えば加工食品の代名詞かと。
調味液による“人工的な味付け”であることは否めませんので、我が家はバクバクと食べません。
とは言え、こちらでは全ての蒲鉾が試食可能でしたので、ついつい手が伸びてしまいます(笑)
我が家はスタッフ内で一番“ツマミ食い”が多いという「明太チーズ」を自宅用に買いました。
クリーミーなチーズとピリッと辛みが効いた明太子の相性が抜群!
弁当のオカズとしてはもちろん、小腹が空いた時のオヤツや酒のツマミに合いそうです。

さて、二日目最後の観光スポットは九州の北の玄関口「門司港レトロ地区(もじこう)」。
1889年(明治22年)に開港されると、港の周辺には海運会社や商社などの西洋建築物が次々を建造。
それらを修復・復元して門司港駅を中心として集められたエリアで、ノスタルジックな洋館の他、ショップ・レストラン・美術館など続々建築され、今では福岡県有数の観光スポットとして人気です。

▲関門海峡を望むこの港は古くから交通の要衝・大陸貿易の拠点として発展
個人的には北海道の小樽地区と似た雰囲気があると思います。
水辺に近いだけに強風吹き荒ぶ中
、バスから降りてしまったので散策開始(笑)

このエリアには明治や大正のロマンが漂うモダンな洋館が今尚数多く残っているので見応えがあります。

▲ドイツ人技師指導の元、ヨーロッパの駅をイメージして建設が進められましたが、正面からは「門」に見立てられたとも言われています
この門司港の繁栄を象徴している代表的な建築物と言えば「門司港駅」でしょうか。
ネオ・ルネッサンス様式の木造建築の駅舎としては唯一の国指定重要文化財であり、
現役の駅として今なお活躍を続けています。
残念ながら工事中でした


▲1921年(大正10年)竣工/松田昌平氏 設計/現在の所有者は北九州市
それから「旧・門司三井倶楽部」も国指定重要文化財。
ご覧のように落ち着いた色調の建物で、
以前は三井物産門司支店の迎賓館や社交倶楽部として利用されていました。
特筆すべきはハーフディンバー形式という外壁の柱梁を見せる技法用いていること。
まるで絵葉書にでも描かれた“絵”のようなデザインが町並みに溶け込んでいるのが魅力的です。

こちらは1905年(明治35年)、中国の大連市に帝政ロシアが建設したドイツ風建築物で、
当時は東清鉄道オフィスとして使用されていたものを北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念して複製建築された「国際友好記念図書館」。
同じくハーフティンバー様式による茶と白のコントラストが印象的な建築物です。

建築家・黒川起章氏が設計した高層マンションの31階に位置する「門司港レトロ展望室」は空気が読めない建築家を絵に描いた代表作(笑)。(もう作ってしまったものはどうしようもない)
しかしながら、展望室から眺める夕景・夜景そして四季折々のパノラマ景観はきっと感動すると思います。

門司港ホテル
「門司港ホテル」はイタリアを代表する建築家:アルドロッシの設計でレトロな面影を残す港町の空気に不思議と調和したシックでモダンな海辺のホテル。
建築探訪で学生一人旅をしている頃に足を運んだことがありますが...
確か門前払いされた記憶があります。
あの時はハーフパンツでしたから(笑)
こうして妻を一緒に連れて再訪できるとは思ってもみなかったです。
思い起こせば、広島の宮島から北九州地区は居心地が良く、散策し甲斐があるので、
いずれエリアを絞って再訪できたらと画策中です。
(つづく)
【過去の記事より →小樽は寒かったです[冬の北海道1 氷点下の世界]】
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◆村田蒲鉾店
http://www.muratakamaboko.com/design/hagimurata/top.htm

二日目の工程をお届けしています。

▲関門橋は昭和48年開通/全長1,068mで海面からの高さ61m
山口県下関市と福岡県北九州市の間で本州と九州を隔てる関門海峡を渡り、舞台は福岡県へ。
この辺りは日本海と瀬戸内海をつなぐ重要航路が通り、潮流が速く複雑なことで有名ですね。
(ワタクシは泳ぎませんが

歴史を遡ると、壇ノ浦の戦いや下関戦争では戦場になりました。

▲村田蒲鉾店 門司店
福岡県に入り、初めに降りたのは「村田蒲鉾店」...?
バスツアー

こちらは昭和36年に創業した山口県“萩市”発祥の漁場豊かな土地の老舗かまぼこ店。
(またも萩市です:笑)
創業以来変わらず伝統の味や技術を受け継ぎ、萩市で捕れた新鮮な地魚を使って蒲鉾を作っています。
(山口県内には4店舗の直売店があるそうです)
特筆すべきは山口伝統の“焼き抜き”という職人の勘とこわだりの製法でしょうか。
蒲鉾板の下からジックリ焼いた後に、最後に上から一気に焼き上げ素早く冷ますことで
香味を一層引き立て、適当な弾力と独特の風味を備えた蒲鉾に仕上げています。

▲お土産で頂いたかまぼこ「萩特産 萩王」と自宅用の「明太チーズ」
蒲鉾と言えば加工食品の代名詞かと。
調味液による“人工的な味付け”であることは否めませんので、我が家はバクバクと食べません。
とは言え、こちらでは全ての蒲鉾が試食可能でしたので、ついつい手が伸びてしまいます(笑)
我が家はスタッフ内で一番“ツマミ食い”が多いという「明太チーズ」を自宅用に買いました。
クリーミーなチーズとピリッと辛みが効いた明太子の相性が抜群!
弁当のオカズとしてはもちろん、小腹が空いた時のオヤツや酒のツマミに合いそうです。

さて、二日目最後の観光スポットは九州の北の玄関口「門司港レトロ地区(もじこう)」。
1889年(明治22年)に開港されると、港の周辺には海運会社や商社などの西洋建築物が次々を建造。
それらを修復・復元して門司港駅を中心として集められたエリアで、ノスタルジックな洋館の他、ショップ・レストラン・美術館など続々建築され、今では福岡県有数の観光スポットとして人気です。

▲関門海峡を望むこの港は古くから交通の要衝・大陸貿易の拠点として発展
個人的には北海道の小樽地区と似た雰囲気があると思います。
水辺に近いだけに強風吹き荒ぶ中



このエリアには明治や大正のロマンが漂うモダンな洋館が今尚数多く残っているので見応えがあります。

▲ドイツ人技師指導の元、ヨーロッパの駅をイメージして建設が進められましたが、正面からは「門」に見立てられたとも言われています
この門司港の繁栄を象徴している代表的な建築物と言えば「門司港駅」でしょうか。
ネオ・ルネッサンス様式の木造建築の駅舎としては唯一の国指定重要文化財であり、
現役の駅として今なお活躍を続けています。
残念ながら工事中でした



▲1921年(大正10年)竣工/松田昌平氏 設計/現在の所有者は北九州市
それから「旧・門司三井倶楽部」も国指定重要文化財。
ご覧のように落ち着いた色調の建物で、
以前は三井物産門司支店の迎賓館や社交倶楽部として利用されていました。
特筆すべきはハーフディンバー形式という外壁の柱梁を見せる技法用いていること。
まるで絵葉書にでも描かれた“絵”のようなデザインが町並みに溶け込んでいるのが魅力的です。

こちらは1905年(明治35年)、中国の大連市に帝政ロシアが建設したドイツ風建築物で、
当時は東清鉄道オフィスとして使用されていたものを北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念して複製建築された「国際友好記念図書館」。
同じくハーフティンバー様式による茶と白のコントラストが印象的な建築物です。

建築家・黒川起章氏が設計した高層マンションの31階に位置する「門司港レトロ展望室」は空気が読めない建築家を絵に描いた代表作(笑)。(もう作ってしまったものはどうしようもない)
しかしながら、展望室から眺める夕景・夜景そして四季折々のパノラマ景観はきっと感動すると思います。

門司港ホテル
「門司港ホテル」はイタリアを代表する建築家:アルドロッシの設計でレトロな面影を残す港町の空気に不思議と調和したシックでモダンな海辺のホテル。
建築探訪で学生一人旅をしている頃に足を運んだことがありますが...
確か門前払いされた記憶があります。
あの時はハーフパンツでしたから(笑)
こうして妻を一緒に連れて再訪できるとは思ってもみなかったです。
思い起こせば、広島の宮島から北九州地区は居心地が良く、散策し甲斐があるので、
いずれエリアを絞って再訪できたらと画策中です。
(つづく)
【過去の記事より →小樽は寒かったです[冬の北海道1 氷点下の世界]】
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◆村田蒲鉾店
http://www.muratakamaboko.com/design/hagimurata/top.htm
今度はお隣の佐賀までぜひ足を運んでいただきたいです^^
ご無沙汰です。
バナナカフェなる店がありましたが、あそこがバナナ叩き売りの発祥のようですね。
今回は時間がなくて実際に見ることができませんでした(p_-)
今後、エリアを絞って九州巡回の旅が出来たらと思います。
その時はまたお願いしますね(*^_^*)