オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

バケモノの子

2015年07月19日 | ■映画・ドラマ・サブカル
長編アニメーション映画としては「時をかける少女(2006年)」、「サマーウォーズ(2009年)」、
「おおかみこどもの雨と雪(2012年)」などに次ぐ、細田守監督の新作『バケモノの子』を観てきました。

彼の作品は、時間軸(過去・未来)・電脳世界(ゲーム)、そして狼といった異世界に人が踏み入った(出遭った)際、どのように成長して強く生きていくかを活き活きと時に刺激的にテーマをもって描かれています。





今回はひとりぼっちで渋谷の街をさまよう蓮(九太)がバケモノが暮らす渋天街(じゅうてんがい)へと迷い込み、そこで剣豪の熊徹の弟子になるとこから大きく物語は展開していきます...

様々な魅力的キャラクターが登場するも、個人的には[役所広司]扮する熊徹というバケモノの魅力に尽きると思います。





なんせ、喧嘩っ早くて口が悪い。
やさしいのに素直になれず、身勝手で乱暴。
中身はホントにガキンチョでした(笑)

人間界にもバケモノ界にも、ああいった豪放キャラって少ないですから、
最後の最後まで彼の人柄ならぬ“獣柄”が印象的で涙を誘います。

そんな互いに「ひとりぼっち」だった九太と熊轍が喧嘩しながらも
師弟の関係から“親子”へと絆が育っていく様は実に愉快で血が通ったものでした。
そして彼らを傍らでいつも見守っていた腐れ縁?2人組(リリー・フランキー&大泉洋)の好演も見どころです。




■あらすじ
人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり...




■スタッフ
*監督・脚本・原作:細田守
*作画監督:山下高明/西田達三
*美術監督:大森崇/高松洋平/西川洋一
*音楽:高木正勝
*ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
*エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
*プロデューサー:齋藤優一郎




■キャスト(声の出演)
*役所広司
*宮崎あおい
*染谷将太
*広瀬すず
*山路和弘
*宮野真守
*山口勝平
*長塚圭史
*麻生久美子
*黒木華
*諸星すみれ
*大野百花
*津川雅彦
*リリー・フランキー
*大泉洋




【カテゴリー ...レビューあれこれ*[映画・ドラマ・サブカル]】

コメント    この記事についてブログを書く
« ワインと鉄板焼き洋食レスト... | トップ | 本場タイ屋台料理『BAAN-ESAN... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。