![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/05/12d9a1ba87cd0e2c2827fcde92ea4a7c.jpg)
暦の上では大雪(たいせつ)に入り、本格的な寒さが身に染みる季節になりました。
[大雪]―12月7日~21日
この時季ならではの空模様は[西高東低]、冬型の気圧配置。
すなわち冷たい空気からなる大陸の高気圧が優勢となって、この時季は山沿いや平野部でも雪が降り、川や池では氷が張り、木枯らしは更に強く、陽は短く、列島各地で「冬将軍」が勢いを増します。
そして降雪地方は、文字通り「雪」が深々と降り積もり、雪の重みで木々が折れないよう「雪吊り」を施す光景は、遠く金沢・兼六園では冬の風物詩。
急激な真冬の訪れが骨身に染みるこの頃、外出時の防寒は勿論のこと室内ではヒートショックを起こさぬよう皆様ご自愛くださいませ。
さて、年内の業務日を指折り数えつつ、年末年始をどう過ごそうかあれこれ妄想するのは楽しいものですが...出かける予定はありませぬ(遠い目:笑)
ひとまず念頭に置いているのは再開された「GO TO EATクーポン」を如何にして使い切るか?!に尽きるところ、妻の誕生日祝で“アッツアツの小籠包”を食べに出かけた頃まで遡って、久しぶりのブログ更新です(この間、閲覧に訪問された方々には申し訳ないです)
▲10月の誕生祝いは行き付けのパスタ専門店ではシェフお任せランチを堪能
妻へ「今年(の誕生日)は何か食べたいものある?」と聞いたら、「美味しい小籠包!」と中々の難題をもらってアレコレ探したところ、横浜中華街まで行かずとも県内に専門店があったのです
台湾料理の名店「京鼎小館」と「京鼎樓」の流れを汲んだ「小籠包レストラン恵比寿 京鼎樓」が登場したのは2005年のこと(ジンディンロウは一発で変換できませんて)
▲恵比寿本店以来、9年ぶりの訪問です...
恵比寿本店に2回行った限りで、いつの間にかテナントやフードコート業態を含め国内20店舗以上展開していたのです...(私が知らないだけですが:笑)
▲小籠包カフェ&レストランと謳うだけに卒なくまとめた店内
我が家が足を運んだ「そごう千葉店」は週末ともなれば行列必至!(予約をオススメします)
久しぶりの小籠包に味を占めてしまって、ランチタイムで2回利用したので紹介がてら合わせて書き留めておきます。
▲前菜:豆腐と海老にネギ塩だれ(2回とも同じでしたorz)
◆ランチメニュー
1.選べるランチセット
本日の前菜+小籠包3個+お好みの飯or麺
2.京鼎樓贅沢セット
本日の前菜+小籠包3個+お好みの飯or麺+海老のチリソース
―選べる飯
海老炒飯・高菜炒飯・五目炒飯・ルーロー飯
―選べる麺
担々麺・ワンタン麺・鶏そば・酸辣湯麵
3.特選セット
本日の前菜+小籠包3個+海鮮五目あんかけ焼きそばorフカヒレ麺
※麺にはスープが付きます
※季節の三色小籠包セットに変更できます
2回合わせて一通り注文したセット内容から、前菜に次いでメイン料理3品から順に
■魯肉飯(ルーローハン)
ラーメン店のサイドメニューに並ぶドンブリ飯といった印象ですが、台湾では定番中の定番料理。
ドンブリに敷き詰められた味付け玉子に小松菜、高菜、そしてトロっトロに煮た豚肉は八角が香る独特な味わいで、その甘辛い味付けは白飯の捗る美味しさ
欲を云えば、もう少し豚肉多めでお願いしたいですね。
■担々麺
見るからに“重そう”なビジュアルでしたが...一度スープを飲み始めると後引く旨味が止りませんてorz
香り豊かな胡麻醤に店自慢のスープと自家製麺を合わせ、自家製ラー油でピリ辛に仕上げた坦々麺は見た目シンプルながらも胡麻のコクと辛味を存分に効かした味わいで、一度ならず2度目も食べてしまう美味しさでした。
いつもなら毎度違うメニューを注文しますが、自分規定を覆すくらい衝撃的な担々麺だったと思います...
■海鮮五目あんかけ焼きそば
「特選」と云うことは気にせず...あんかけ焼きそばが食べたい妻が注文したところ、ご覧のように具沢山!
具材の中で特に美味しかったのは海老と云いたいところですが、旨味の染みた「赤貝」が一際美味です。
具材の下に敷き詰められた太麺はモチっとした食感よろしく全体をまとめた店独自のあんかけ仕立てに最後まで冷めることなく美味しくいただくことができました。
■海老のチリソース
「贅沢セット」に付いたサイドメニュー的な位置づけの海老チリですが、大きさも申し分なくプリっと弾力のある海老は塩味バランスよく、キリッとした辛味はライスを注文して食べたくなってしまう味わいでした。
■京鼎小籠包
そして看板メニューの小籠包(実際は前菜の後にすぐ登場します)
厨房内で点心師が一つひとつ手作業で作る「台湾小籠包」の最大の特徴は“皮が薄く餡のスープ量が多い”ことでしょうか、ツルンとした肌感覚の極薄皮はモッチリとした口当たりながら一度その“皮”を破れば秘伝のスープと旨味タップリ餡の洪水状態になるのは日本人向けの演出かもしれませんが、ジュワッと溢れるアツアツの肉汁が満たす“口福感”は職人の成せる業たるもの。
猫舌等、人それぞれ温度感がありますが...
着卓したら迷うことなく食べないと、皮はアッという間に冷めてしまいますので火傷ともどもご注意を
■烏龍茶小籠包
妻の誕生祝いだったので、店イチオシの小籠包も追加注文してみました。
台湾産の特選烏龍茶葉を独自製法で具に練り込むことで爽やかな香り、そしてホロ苦い味わいの「烏龍茶小籠包」はウーロン茶の独特な渋みとスープの旨味を交互に味わえるコントラストの効いた味わいが衝撃的!
これは、ぜひ実食してください!
ゴチソウさんでした
日本で小籠包専門店となれば妙に割高感がある印象ですが...
「京鼎樓」のランチメニューは自慢の小籠包に麺or飯と前菜が付いた本格中華料理をカジュアルに堪能できるので、ちょっと特別な食事会にオススメだと思います(2021.10〜11)
【-おまけ-】
近所の食品売場で冷凍の小籠包を見かけて恐るおそる蒸かして食べてみると中々の味わいに冷凍食品の技術革新に舌鼓したものの...やはり皮は「極厚」。
今や何でも宅配してしまう昨今にあって、京鼎樓は“店で食べる”意義の高い店だと改めて実感しました
小籠包1セイロのサービスチケットをもらったので、期限内にもう一度食べに出かけたいと思います。