季節は夏から秋へと移り変わり、
幾分涼しいこの頃、高尾山へ出かけてきました
高尾山は八王子市にある標高約600メートルの山
明治の森高尾国定公園に指定されており、都心から比較的近いこともあって、年間通じて多くの観光客・登山者が訪れるようです📝
年間の登山者数は約260万人を超え、富士山を遥かに越えて、世界一の登山者数を誇るそうです
<駅前に設置された舞台>
訪れた時季は恒例のもみじまつりが開催されていました。
これに限らず、紅葉狩りをしながらのハイキングは勿論のこと、休日を中心に行われる各種イベントで高尾山の麓は賑わっているようです🎉🎉
<ちょっと怖いですw>
駅前では武神の面を被って打ち鳴らす豪快な武神太鼓の迫力ある音色が鳴り響いていました。
八王子を拠点にして幅広く公演している団体ようです。
さて、登山開始
妻が云うには、あまり深く考えることなく「そこに山があるから登るの」というノリで、早速登り始めました
高尾山は、その標高だけでなく、
登山口の標高も低い上に山頂への登山道が整備されているため、“比較的”低山登山が楽しめるとのこと📝
この日は晴天に恵まれたものの、ヒンヤリとした空気が何とも気持ちよかったです
<大きな切り株です>
登山道が整備された中腹には
数多くの建物や文化財を有する「高尾山薬王院」の他、「サル園」や「野草園」が点在し、更に山頂には展望台や高尾ビジターセンターがありました📝
標準的な登山ルートで登った我が家は、
表参道の1号路に沿って登りました
山頂リフトまでの傾斜は厳しいものの、路面はほぼ石畳の舗装がされているので、初心者にピッタリです
このルートは資材運搬をする自動車も利用するので、道中は車とギリギリですれ違うこともあり、ちょっとヒヤッとしました💦💦
<絶景ですb>
リフト乗場の北側を回り込んで
山頂駅・薬王院・高尾山山頂へと至るルートに沿って登り、途中の展望台「金比羅台」に到着すると、既に汗ビッショリ💦💦
とは云え、汗水たらして登ってきた甲斐あって、いい眺めです👀👀
<遠火で炭焼きした団子>
休憩がてら糖分補給🍡
名物の三福団子を妻と分けて食べました
モチモチとした団子に
甘醤油ダレがいい按配に香ばしさを演出し、旨かったですね
で、はりきって登山再開のつもりでしたが...
汗で体が冷えたせいか悪寒が走り、下腹部がチクチクと痛み出しました
もう少しガンバれば山頂なのに、登山をナメていたのかもしれませんね💦
妻に正直に話して、今回はここで下山することにしました
ただ下るだけとは云え、爪先とお尻に力をいれながらの下山は想像以上に忍耐を必要とし(笑)、景色を眺める余裕など全くなく、すぐにトイレに直行
<手打ち蕎麦の店が多い界隈ですね>
私の初登山は...
こうして終わりました(笑)
山頂まで行きたかった妻には申し訳ないです...すまぬ
麓に戻り、その地ならではの御土産店を物色
普段買わないので、ここぞとばかりにお茶菓子を買いました
どれも美味しかったと感じるのは年をとったせいでしょうか(笑)
<わらじのかりんとう>
<天狗のへそのごま>
<黒大豆つくねのおこし>
<わさび煎餅>
トイレに寄ってスッキリしたせいか...
電車を待つ間に空腹を我慢できず、わさび煎餅を駅ホームで摘まんだところ、
容赦ない辛さ🔥に涙を流しながら電車に乗ったのはココだけの話(2011年12月:笑)
翌年、夏本番前にリベンジ
ケーブルカーで高尾山駅まで到達し、展望台「金比羅台」から再び頂上を目指しました
いざ登り始めると...
いつの間にか無心になって、ひたすら足を前へ前へと動かすだけに…
前回とは打って変わって順当に登りつめると、見所・喰い処がたくさんありました
<高尾山 薬王院 山門>
<六根清浄大石車:ろっこんしょうじょういしぐるま>
山門を抜けた右手にある石車。
普段の生活の中で、意識する・しないに関わらずヒトは罪を犯しているとのこと📝
犯罪という意味だけではなしに単純に好き・嫌いと判断することさえ、好きと思えば欲もでますし、嫌いと思えば怒りにつながります。
そういった「心の汚れ」を仏様であるお山の中で目や耳や呼吸や汗を通して、また畏れる・恥じる・反省することを通して「眼耳鼻舌身意」を清らかにすることが六根清浄ではないでしょうかと。
この石車を最後に回して煩悩を取り除く場所のようです。
高尾山には古くから天狗が存在している、という伝説もあるとか📝
<小天狗>
別名烏天狗。その剣で魔を断つそうです
<大天狗>
真っ赤な顔と高い鼻、団扇を持ったお姿が大天狗
その神通力で開運をもたらすそうです
ここまで来たら、三兆はもうすぐ
天候が良ければ、山頂の
東側は八王子市や相模原市を中心とした関東平野の街並・筑波山・房総半島・江の島まで、
西側は丹沢山地や富士山まで眺めることができるそうです📝
冬至の前後数日間には...
富士山の真上に太陽が沈むダイヤモンド富士を見ることができるそうです
(これは知らなかった!)
また八王子八十八景にも選ばれています📝
そして特筆すべきはケーブルカーでしょうか
・大人片道470円/往復900円
・子供は半額、ケーブルカー・リフトとも同額
路線距離約1km、高低差271m間の2駅を結ぶ、
ケーブルカーは鉄道事業法準拠の日本の鉄道においては、最急勾配を誇る鉄道です
(同法に準拠しないケーブルカーには更に急勾配のものが存在します)
車体形状も然ることながら、
実際に乗車したところ、何かにもたれないと車内を転がり落ちそうな感覚でした💦
車内立に立つこと緊張の6分間です
最も怖い瞬間は下りの出発
乗車・立ち位置にもよりますが、ホントに落ちるかと思いました💦
頂上まで登った記憶すら一瞬で吹っ飛ぶ勢いの急勾配でしたから。
それにしてもいい汗かいた一日でした
最後にリベンジ登山の甘味と戦利品を紹介📝
<ぶどう酢のソフトクリーム>
<中に黒煮豆が入った天狗焼き>
<黒大豆つくねのオコシ再び>
■高尾山について
高尾山は、東京近郊の行楽地として有名であるが、元来は修験道の霊場であり、現在は真言宗智山派大本山高尾山薬王院有喜寺の寺域となっている。そのため、天然の森林が守られてきた。中世には、八王子城主北条氏照による「本山の竹木の伐採を禁じる」という制札が薬王院に残されており、江戸時代にも幕府直轄領となり八王子代官・大久保長安が山林保護政策をとり、その書状が同じく薬王院に残されている。その後も帝室御料林、国有林と常に保護されてきた。明治以降、牧野富太郎をはじめ、多くの研究者により高尾山が最初の発見地として新しい植物が発表された。
山頂から東側は八王子市や相模原市などを中心とした関東平野の街並や、筑波山、房総半島、江の島まで眺めることができる。また西側は丹沢山地や富士山の景観が素晴らしい。冬至の前後数日間には、富士山の真上に太陽が沈むダイヤモンド富士を見ることができる。また八王子八十八景にも選ばれている。また、高尾山には古くから天狗が存在しているとの伝説もある。