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先日の“スタバ”を跡にして、日比谷公園に向かいました。
オフィスビル群が軒を連ねる中、ビジネス街の緑のオアシスといったところでしょうか...
落ち着きのある場所です。
江戸時代においては大名屋敷であり、明治維新後,陸軍の練兵場とされ、その役割を終えて紆余曲折後、東京(当時は帝都)に相応しい公園計画に則り、現在に至ります。
前置きが長くなりましたが、その園内の「日比谷公会堂」にオーケストラを聴きに来たワケです。
約2,000名を収容できる多目的ホール(1929年竣工)は、 かつて東京唯一の音楽ホール“音楽の聖地”と言われていましたが、
近年はオーケストラ・クラシックコンサートでの使用は減少し、その地位は下がるも、重厚な外観など趣のある建物かと思います。(都選定歴史的建造物)
▲渡辺俊幸氏は大河ドラマや連続テレビ小説の音楽、さだまさしの音楽プロデュースなど幅広く活躍中
で、コンサート内容はと言うと...
コミック原作のアニメ「宇宙兄弟」の劇中音楽を手掛けた作曲家・渡辺俊幸氏プロデュースによるフルオーケストラ。
その名も「宇宙兄弟 × オーケストラフイルムコンサート」。
「宇宙兄弟」とは...
2008年に週刊コミック誌「モーニング」で連載が始まり、2011年には名立たる漫画賞を総なめにし、
昨年4月にアニメ放送、5月には小栗旬&岡田将生が主演の実写映画も公開されるなど、注目を集めている作品です。
その名の通り兄弟二人を軸とし、兄の南波六太が強い絆で結ばれた弟の南波日々人や周囲の人々に支えられながら“宇宙飛行士”を目指すという物語。
“宇宙飛行士”という突拍子もない目標ですが、人気の理由は“人間ドラマ”としての完成度と作中の“名セリフ”、そして“重厚な音楽”かと思います
フィルムコンサートと言うだけに、オーケストラ背面のスクリーンには曲に合わせてアニメの名シーンが映写され、全身に響くフルオーケストラの生演奏と相まってチョイチョイ涙腺が緩んでしまいます...
エレキサウンドをビンビン効かせたテーマ曲「ロケットロード」から始まり、中盤は兄“六太”に扮したアニメ監督の「渡辺歩」氏やその声優「平田広明(ビデオレター)」氏が場内の笑いを誘い、弟“日々人”役のKENNさんの生アフレコや1期エンディング曲「素晴らしき世界」を担当したたRakeさんとオケのコラボには鳥肌が立ち、最後のアンコールでは再度「ロケットロード」では観客が手拍子でオケに参加でき、感無量でした...
そして老若男女問わず会場を埋める人全てが、この作品の共感者と思うとウレシイ限りです。
音楽とは不思議なもので...カラダの傷んだ綻びを一旦解いてくれるカンジがして、悲しくもないのにポロッと熱いモノが流れ、ココロが現れた気分にしてくれますね。
当初は乗り気じゃなかったワタクシですが、チケットを取ってくれた妻に感謝です(笑)
▲コンサートが終了すると、グッズ購入のために長蛇の列が出来ていました
因みに...劇中の名セリフがgooでランキングされていたので、紹介します。
主人公“六太”は特殊能力や容姿端麗ではない至極普通のオッサンです。
それだけに彼自身が悩み苦しむ時にふと漏らしてしまうセリフや彼を支える周囲の人々が六太に贈るコトバには何故かココロに響くものがあります。
■人生に迷った時に思い出したい『宇宙兄弟』の名セリフランキング
(gooランキングより)
ちょっとオーバーな切り口かもしれませんが...
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1位:死ぬ覚悟なんていらねえぞ 必要なのは”生きる覚悟”だ。
2位:本気の失敗には価値がある。
3位:誰だって何か足りないもんだよ。
4位:悩むならなってから悩みなさい。
5位:僕はもう決めたんだ迷ってるヒマなんてない・・・・・・人生は短いんだ‥!
5位:俺の敵はだいたい俺です。
7位:あなたのことならあなたの胸が知ってるもんよ。「どっちが楽しいか」で決めなさい。
8位:“危機感のない者には”“成長もない”
9位:もし諦め切れるんならそんなもん夢じゃねえ。
10位:私の夢は年をとっていない。
10位:自分で気づいて動き出さない者にかけてやるやさしい言葉などない。
12位:時間も忘れて続けられるようなものが1コでも見つかればいいよね。
13位:泣くのはまだ早い。私はまだスタートライン。泣くな!
14位:テンションの上がらねえことに‥パワー使ってる場合じゃねぇ‥‥!
15位:いまのあなたにとって……一番金ピカなことは何?
16位:知りたいことのおおよそ半分はネットや本で調べればわかることだ。
どこにも載っていない「もう半分」をしるためには・・・自分で考え出すか体験するしかない
17位:モノ作りには・・・失敗することにかける金と労力が必要なんだよ。
18位:「自分の居場所がない」と強く感じていて―小さな世界に閉じこもっている人がいたら、聞いて下さい。
それこそが外に飛び出す原動力です。
19位:順位よりも今大事なもんがあるっていうんなら…… そっちを優先すべきなんだろうなって思っただけだ。
19位:いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど失敗を知って乗り越えたモノなら、それはいいモノだ。
21位:It’s a piece of cake.
22位:できることから習慣づけないとダメだ‥できない者が頭の中で「できるできる」と連呼したところでそれは何の経験にもならん!
23位:新しいモノを作ろうって話なんだ 最初は何だって“仮説”だろ。
24位:ワシらは死ぬまで生きるだけだ。コントロールが出来る限り自由に飛び回るだけだ。
24位:「自信」なんてのはな己の現状に気が付くまでの一時的な気分だぜ。
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中でも今の自分に必要なセリフを挙げるとすれば“It’s a piece of cake.”
直訳すると「ケーキ一切れ分」ということですが、日本語で言うところの“おちゃのこさいさい”や“朝飯前”という意味です。
妻の病気を悔やんでも仕方がないので、妻の傍らでは“楽勝だよ(It’s a piece of cake.)”と平気な顔して、自分を奮い立たせられたら、と思っています。
ま、ココロが折れそうになったら、別の名言を探しましょうかね(笑)