今日から受験学年を対象とした冬期講習が始まりました。朝9時から生徒たちは頑張っています。
毎年、受験学年の冬期講習前には平常の数倍(!)の課題を出します。これは、受験に向けて頭と体を温め、一気に突っ走るための準備運動でもあります。
今朝、顔を見渡すと徹夜に近い時間まで机に向かっていたためか、眠そうな目をしている生徒もいました。一人ひとり、どこまで宿題を終わらせたのか確認をすると、見事にやり切った生徒もいれば、途中までしか終わらなかった生徒もいました。終わらせてきた生徒たちを褒めた後、なぜこの時期にこれだけの宿題を出すのかの意味を話しました。英検や漢検、学校の中間試験や期末試験と違い、受験は競争であり、ゴールした順に合格が決まることや、自分自身がこれまでにないくらい頑張ったとしても、ライバルたちがそれ以上に頑張った場合には合格できなくなること、などです。自分自身が強くなり、ごまかしなく正直に頑張れるようになろうと話しました。
ふと、私が高校生の時に受けたスキースクールのコーチの話を思い出しました。「スキーが下手な人はレンタルのスキーを使い、練習もあまりしない。一方、スキーがうまくなる人は良い道具を使い、何よりも練習をたくさんするものだ。」と話してくれました。実際、生徒たちを見ていると、当然ながら良い成績を取り、学力をつけていく生徒は人一倍努力をしています。今回の冬期講習の宿題も、成績上位の生徒ほど終えてきています。
「努力は人を裏切らない。」いつも私が大切に思っている言葉です。