深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

呪法セラピーに関する考察 序論

2011-02-18 17:31:00 | 症例から考える
じゅ-ほう【呪法】
1.密教で呪文を唱えるなどして行う修法
2.呪術

今回のBGMは、記事の内容からしてもうこれしかないだろうという『悪魔くん』のop。時間は1分に満たない短さだが、記事も短いのでまぁいいだろう。

あるビデオを視ていて気づいたことがキッカケで、数年前から「言葉の採集」というのを行っている。

日本には言霊という言葉があるように、世の中には、ある種の「力」を持った言葉がある。例えば成功法則の中には「『ありがとう』を1万回唱えなさい」と言っているものもあるし、ハワイのホ・オポノポノは「『ありがとう』『ごめんなさい』『許してください』『愛してます』の4つを繰り返し唱えよ」というものだ。

ただ、私が採集しているのは、教典やある種の「祈り」である/だったものの中の「力」のある言葉/一節である。それは元々は治療院を始めたものの患者がほとんど来ない、という状況の中で何とか自分の運気を上げることができないかという、「神頼み」のような半ば苦肉の策として始めたものだった。

目的がそれだったから、それを治療に使うことはなかったとは言え、心の中では「こんなのが治療に使えたら面白いだろうな」ということはずっと考えていた。ただ同時に「こんなものを治療に使ったら、みんな怪しがって本当に誰も来なくなるかもしれない」という恐れの気持ちもあった。が、何より、治療でそれを使うにしろ、どう使っていいのかすらわからなかったため、そんなことも「空想上のヨタ話」でしかなかった。そう、音素療法を始めるまでは。

音素療法を臨床で使うようになって、「音(おん)の持つ力」というものを実感することになった。それは私が採集してきた言葉の持つ力とはまた別の力を用いる療法だったが、そこで使った文字を媒介にして体に作用させる方法は、そのまま収集した言葉を体に作用させる方法に転化できるはずだ。つまり、ずっと解けなかった「どうやって使うか」が見えたのである。

だが、正直なところ効果については半信半疑だった。そんな中、ある患者の治療でフォーカシング中に感じた痛みを処理するのに半分ダメもとで、その人に意識をフォーカスしている部分に向けて、ある言葉を何回か繰り返し送ってみてほしいと提案してみた。実際にやってもらうと、痛みがかなり和らいだという。自分が収集してきた言葉に確かに効果があることが確認できたのは、それが最初だったと思う。

それ以降、言葉の採集は更に進み、使っているうちに気づいたことの蓄積もできつつある。同じ言葉を媒介としつつも音素療法とは全く異なるこの方法を、新たに呪法セラピー(←なかなかカッコイイでしょう)と名づけ、今後それについての考察を記していきたいと思っている。

──と予告を述べたところで、今回はイントロなので、この辺で終了。


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