深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

「なんちゃって固有時制御」の話

2012-07-01 00:04:39 | 症例から考える

またまた『Fate/Zero』ネタだが、今回はアニメのレビューではなく治療の話。

7人のマスター(魔術師)の1人として聖杯戦争を戦う『Fate/Zero』の主人公、衛宮切嗣(えみや きりつぐ)。彼は聖杯戦争を勝ち抜くという目的のためには手段を選ばない男なので、魔術師同士の戦いであっても、火器はもちろん対人地雷さえ使うことをいとわない。そんな「魔術師らしからぬ魔術師」である彼が用いる魔術的な技の1つが「固有時制御(time alter)」である。

実際に切嗣がこの技を使うのは、対ケイネス・エルメロイ戦と対言峰綺礼(ことみね きれい)戦の2度だけだが、その対ケイネス戦の動画を見てもらおう。ヴォルメン・ハイドラグラム(水銀)による自律防御、自動索敵を駆使するケイネスを、切嗣は固有時制御によって切り崩していく。

固有時制御とは自分の体内に固有結界を張り、結界化した体内の時間の流れを制御する技である。これには時間の流れを速めるaccelと遅らせるstagnateの2種類があり、acceslは通常のレベルを超えて動作を高速化し、stagneteは心拍や代謝スピードを遅らせることで自分の存在を感知されにくくする。

さて、私はこれを見て同じようなことが自分でもできるのではないかと考えた。魔術とか固有結界云々のことはわからないが、これまでも相手の体に過去のある時点を指定して、その時の状態を再現させる時(とき)遡行や、ある時点から現在までの状態の変化を動画データを再生させるように見ることをやってきたので、あくまで擬似的にではあるが、固有時制御と同様のことはできるだろう、と。

で、やってみると確かにできた。これはまぁ予想通り。

だが問題は「それが何の役に立つのか」である。


それを探していて気づいたのだが、私の心臓は約6秒に1回の割合で弱さが現れるが、この弱さはキネシオロジーの通常のTL(セラピー・ローカライゼーション)では検出されなかった(注)

そこでtime alter:stagnateを使って自分の体内の時間の進み方を遅らせ、その弱さがどこから来るのかを調べてみた。その結果、どうも右心室の前乳頭筋が腱索を引く力が弱くなり、その影響が肺動脈弁に出ているようだということがわかった。

そこまでわかれば、あとはそれを普通に取ればいい。

逆に、これはあくまで仮の例だが、弱さが例えば10分に1回の割合で現れるような場合は、time alter:accelで体内の時間進み方を速めれば、原因を調べたり治療結果を確認するのを短時間で行うことができるだろう。


そういうわけで、「なんちゃって固有時制御」使ってみてくださいな。

(注)私のTLのやり方がおかしいのかもしれないが、もしかしたらTLで検出できるのは常態的に弱さのあるところだけなのかも。この点に関しては、時間をかけて調べる必要があるだろう。


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