思春期や幼少期に影響されたものは、記憶の中で何が美化されていることが多々ある。
美化されているというより、成長期の自分には心地よかった、というもの。
大好きだった漫画をおとなになってから読んだときに「こんなものだったか」と思ってしまうことがあった。
こんなものだったか、というのは、その当時は空想で膨らませていた想像部分が「ない」ことをおとなになって色々な現実を見てから知ってしまったということで、純粋な気持ちで「もしかしたらあるかもしれない」ともう思えないということである。
最近とあるラジオパーソナリティのことをふと思い出して、最近の番組を聞いてみた。
ひょっとしたらその人も変わったのかもしれないし、その人は変わってなくて私が変わっただけかもしれない。
当時は心地よかった声や話すスピードや内容が、もう心地よく聞けないどころか若干不快に感じてしまう自分がいた。
原因の多くは自分だと思う。
老化するとゆっくりになるし。
こういうのが郷愁とかペシミスティックになっちゃう原因なんだろな。
まぁ、そのときどきで楽しいこと、素敵!と思うものは変化するからあまり過去を追いすぎないようにしよう。
見れば見るほど「やっぱいいねぇ!」と思うものも沢山あるから難しいんだよなぁ。