人より持ってるな〜と思うものはナニ?ともし聞かれたなら
金でも
容姿でも
頭脳でも
性格でも
身体能力でもない
運!
と答えると思う。
運が悪かった〜と思うことは今のところはない。
そういうわけで、周りの身近な人が死ぬ、ということに長らく出会ったことはなく、祖父も祖母もかなり大きくなってからなくなったし、その様子はほとんど覚えていない。
つまり
具体的な死、というものを知らずに中年になった。
具体的な死とは、自分の心や性格を大いに変化させるような死のこと。
だから、死に関する妄想だけが膨らんでゆく。
ものの本には嗅いだことないくらい臭いにおいがする、とか
ハエとうじが嵐みたいに押し寄せる、とか
体重の2倍くらい重く感じる、だとか。
夫が亡くなったら、
(腐敗してなければだけど)
たぶん
そのヒンヤリと冷たく重い粘土のような身体を抱きしめて、
ヒンヤリしているから死を実感するのかな、だとか。
あるいは
大震災が起きて、
柱に埋もれて逃げ切れないままに火事に巻き込まれるのかな
だとか。
妄想だけ膨らんでも仕方ないのだけど
いつか来るその確実な具体的な死を妄想してしまうのよね。
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