公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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親心

2016年06月04日 | 日記
研修医の濱近です。
写真はちゃーくんです(^^)
ちょっとぶさいくな表情の時ほど余計に可愛く思ってしまうのですが、
これが親心ってやつかもしれないですね。


先日東京で研修病院の説明会に行ってきました。
ほとんど途切れることなくブースに学生さんが訪れてくれて、大盛況でした。
地域医療や一般内科に興味がある人、当院のメディカルスタッフ研修に興味がある人、
大きく分けるとその2パターンでした。
たくさんの人に当院を知ってもらえる機会があることは、本当にありがたいことです。


僕は一度普通の就職活動を経験していて、今回当院にお世話になったことにしても、
就職先というのは出合頭にどーんと決めてしまうものだという感覚です。
特に僕が就活をした頃はいわゆる超氷河期で、内定を複数持っている学生などまれで、
数十社受けて一つ決まれば泣いて喜ぶような感じでした。


そういう意味では、自分自身を含め、今の医学生の就職は本当に恵まれていて、
病院の方から誘ってくれるなんて夢のような話です。
僕自身、研修病院を決めるにあたってはのんびり構えていました。
そんな中、今回の説明会で当院に興味を持ってくれた学生さんたちは、
早いうちから研修先を考えていて、本当に意識がしっかりしていてすごいと思いました。
ぜひ見学に来てもらって、当院と幸福な出会いをしてもらえればと、切に願います。


研修が3か月目に入り、改めて当院の魅力を感じるのは、
あまり「研修」というお題目にとらわれていないところかな、と最近感じます。


もちろん指導医や先輩方は研修医に無茶なことをやらせるわけではないのですが、
当院は研修病院としての歴史が浅いことが良い面に働いていて、
「今時の研修とはこういうものだ」という凝り固まった感じが全くありません。
医者の仕事はこういうことだよ、と、実地に即して経験を積ませてもらっています。
文字にしてしまえば何てことないことなんですが、なかなか得がたい環境です。
カチッとした型を好まずに早く医者の仕事に馴染みたい人には本当にいい病院だと思います。


さて、三方活栓の件について看護師さんにイジられまくっていますが、
以前よりはかなり仲良くなりました...と思います。

で、ふと気がついたんですが、三方活栓と仲が悪いというよりも、
根本的に何の目的でどこに薬剤を通すかを理解していないのだという、
何だかもっと根深い問題に突き当たってしまっています。


根深すぎて、今自分で書いていて衝撃受けました。
あ、明日もがんばります...