■立憲民主党・代表就任から1年……上がらない支持率に迷走する泉健太代表
立憲民主党の泉健太代表は、30日で代表就任1年を迎える。当初は「提案型野党」を掲げ、中堅・若手を執行部に積極登用したが、7月の参院選の敗北で、ベテランを要職に就ける「重厚布陣」に切り替えた。臨時国会では日本維新の会と「共闘」を始め、野党主導の国会運営を維持している。ただ、ベテランに囲まれ、泉氏が指導力を発揮する場面は目立たず、政党支持率は伸び悩んだまま。正念場は続いている。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20221128/k00/00m/010/208000c
「荒波の中からのスタートだった。(この1年で)着実に、若手・中堅、そして『次の内閣』と成果を出しつつある」。泉氏は25日、就任1年を迎えるにあたり、記者団に手応えを強調した。
「次の内閣」とは、9月に復活させた旧民主党時代の政策決定機関「ネクストキャビネット(次の内閣)」を指す。だが、同党の党勢は回復したとも言えず、政権の「受け皿」になりきれていないのが実情だ。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20221128/k00/00m/010/208000c
ここのところ「政権批判パフォーマンス」が目立っていた泉代表だが…
細田博之衆議院議長に演壇から直接、質問しまくる立憲民主党・泉健太。
— Mi2 (@mi2_yes) October 5, 2022
何なん、このテレビ用パフォーマンス。 pic.twitter.com/8PJIEj0fmq
▼やる気があるのかないのか……「”次々回”の選挙で政権交代を目指す」と言ってしまう泉代表
立憲民主党の泉健太代表が30日の代表就任1年を前に、共同通信社のインタビューに応じた。衆院選目標として次回、与野党伯仲の構図に持ち込んだ上で「次々回の選挙で政権交代を目指す」と表明。日本維新の会との共闘について「自民党の1強体制下で有効な戦い方だ」と述べ、こうした国会戦術を来年の通常国会でも継続したい意向を示した。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c06ea336c0260b9f31e7d067e00b813c4f798ab
しかし「次々回の選挙」と言われても有権者にはピンとこないのでは?
飯田)見出して「次々回の選挙で」と言うと、「次の次」と思えますが、現実的なところを示したのでしょうか?
松井)泉健太さんの彼らしいところです。率直であり、正直に言うとそうなのでしょう。しかし、その辺りがいいところであり悪いところでもある。
松井)「次の次」と言われても、一般の有権者にはピンときません。本当はそうだと思います。
飯田)現実を見れば。
松井)確かに、2年~3年で政権を目指せるような状況ではないと思います。私が政治家になったのは2001年ですが、その当時、亡くなった仙谷由人さんから「10年計画で政権につけるような政党になろう」と。「松井も力を貸せ」と言われて、かつての民主党に参加しました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c06ea336c0260b9f31e7d067e00b813c4f798ab
松井)しかし、それでは一般の有権者からは悠長に見られてしまいます。一般の有権者は日々の生活で苦しく、大変だというときに、あまり悠長なことを言っていると「どこを見て政治を考えているのか」という話になってしまう。
飯田)有権者からは。
松井)内部で「次の次」というくらいの計画で党を立て直し、党の気風から全部変えなければいけないと思いますよ。
松井)しかし、それを公に言うのは正直すぎると思います。かつての枝野さんのような「あざとさ」を勉強した方がいい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c06ea336c0260b9f31e7d067e00b813c4f798ab
▼そもそも政権交代に期待が持てるほど立憲民主党の支持率は上がっていない
直近の時事通信社による調査でも常に5%を下回っている
立憲民主党の泉健太代表が臨時国会でキャッチーな言い回しを繰り返している。生真面目でアピール不足と指摘されていた泉氏の豹変(ひょうへん)ぶりには党内から評価の声も上がる。背景には、党の支持率低迷から抜け出せず、崖っぷちに立たされている自身の苦境がある。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2022110500338&g=pol
■「政権交代」を口に出す前に立憲民主党は直近の選挙で惨敗している現実を見よ
2022年夏の参院選で惨敗した立憲民主党
名実ともに自民党が勝利した今回の参院選、これに抗するはずの立憲民主党はといえば、現職が何人も落選する惨敗であった。得票数については、前回の参院選の時の立憲民主党と、今回の参院選の立憲民主党は形式的には別ものであるが実質的には同じなので、得票数を比較してみると、比例区では110万票以上減らしている。端的に言って大敗である。比例区の結果からすれば、立憲民主党という政党に対する支持も期待も、急落したと言ってしまっていいだろう。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/306708
立民は改選議席から6議席減らし、比例代表の得票は日本維新の会を下回る677万票にとどまった。総括で「執行部として大きな責任がある」と表明。「野党第1党の立場を脅かされかねない」と危機感を示した。
提案型野党の方針に関しては、「国会論戦で『批判か提案か』の二者択一に自らを縛り、『何をやりたい政党か分からない』という印象を与えた」と分析した。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/306708
参院選では比例代表の得票で昨年の衆院選から400万票以上減らした衝撃の惨敗
立憲民主党は3日、国会内で両院議員懇談会を開き、先の参院選の総括について議論した。総括の素案は、比例代表の得票で昨年の衆院選から400万票以上減らし、日本維新の会の後塵を拝したとして、「もはや立民が野党第一党であることは自明の前提ではない」と強い危機感を示した。
引用元:https://www.sankei.com/article/20220803-KLT7PB4XZVIMLHYOHBUQW4RT64/
▼敗因は「提案型」?結局、諦めて「対決型」に先祖返りする迷走っぷり
与党は(2022年8月)26日発足した立憲民主党の新執行部について、国会対応が「対決型」へ回帰するとみて警戒している。再登板となる安住淳国対委員長が、枝野幸男前代表の下で政権批判を展開してきたためだ。ただ、旧民主党政権で要職を担った顔触れが多く、野党を含め「昔の名前」と冷めた見方も出ている。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082600893&g=pol
新執行部が立ち上がって3日後の(2022年8月)29日には安住氏がさっそく、対決姿勢を鮮明にした。会談した自民党の高木毅国対委員長が「対決型ですか」と問うと、安住氏は「もちろん」と応じたという。「今までと違いますよ」とも伝え、昨年発足した泉代表体制で敷いた「提案型」路線と決別する構えを示した。
路線変更に伴い、党は組織強化にも乗り出し、12人いた執行役員を9人に絞った。意思決定を迅速化させるのが狙いで、発案した岡田氏は「野党第1党として(立憲を)立て直していかなければいけない」と言う。
引用元:https://digital.asahi.com/articles/ASQ8Z6CQ1Q8ZUTFK00S.html
▼いつまでも安定しない立憲民主党……党内からは頻繁に執行部に対し不満が上がっている
旧立憲民主、旧国民民主両党が合流し、立憲民主党を結党してから(2022年9月)15日で丸2年。泉健太代表は党勢回復に向け、8月にベテラン中心の新執行部を発足させたが、早くも党内の不満が表面化している。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20220915/ddm/005/010/076000c
13日の両院議員総会で、泉氏らが安倍晋三元首相の国葬への出席判断を保留している状況を説明した時だった。一部の議員から「攻め時だ。こんな時に遠慮してどうするのか。我が党はどうも勝負どころで弱い」などと公然と執行部を批判する声が上がった。煮え切らない執行部に対し「決められない泉さんの悪いところが出た」(党職員)との声も漏れた。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20220915/ddm/005/010/076000c
▼執行部への不満を爆発させて離れていった若手議員も
2020年6月には須藤元気氏「世代交代したい。もう上の人たちには引退してもらいたい」と離党
立憲民主党の須藤元気氏(42)=参院比例代表=が17日に開いた離党表明記者会見では、1990年代末の金融危機に伴って生じた「就職氷河期」によって不本意な就職や人生を余儀なくされている「ロストジェネレーション」(失われた世代)の本音がぶちまけられた。18日告示の東京都知事選で、れいわ新選組の山本太郎代表を応援するとツイッターで表明し、執行部から「党の方針に反する」とツイートの撤回を迫られていた。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20200618/k00/00m/010/007000c
同じく2020年に山尾志桜里氏が「立憲民主党には立憲主義はない」と離党
同じ「離党表明」でも、これほど違うものなのか。3月18日に立憲民主党に離党届を提出したばかりの山尾志桜里衆議院議員は、晴れやかでかつ誇らしげにさえ見えた。
「立憲主義と民主主義という大切な価値観で折り合えないまま、政党に所属して活動することがこれ以上適切ではないというふうに感じるに至りました」
山尾氏は3月12日の衆議院本会議で新型インフルエンザ等対策特別措置法改正法案の採決で、党の方針に反して反対した。代議士会では異例にもマイクの前で造反を宣言。「今回の一連の議論のやり方は、国対に始まり、国対に終わった。真摯な議論の場というのは本当に少なかった」と執行部を批判した。
引用元:https://mainichi.jp/articles/20200618/k00/00m/010/007000c
▼ネットでも「そもそも次々回の選挙まで立憲民主党が存続するのかも疑問」と冷ややかなコメントが多い
今のままだと #立憲民主党 は次の総選挙直後になくなるだろう。……政権交代、次々回衆院選で 立民泉代表が就任1年(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/moqoXy41GL
— ななもえ@Aもーど 反戦平和 🇺🇦ウクライナ市民と連帯 (@moeko7feelds_a) November 30, 2022
次回では無く、次々回の衆院選?
— matsuda0726 (@matsuda0726) November 30, 2022
6〜7年後には立憲民主党の存在自体が…まぁ、党首自身が「(政権交代など)無理です」と白旗を上げているだけですな。
政権交代、次々回衆院選で 立民泉代表が就任1年 | 2022/11/29 - 共同通信 https://t.co/IPTYIvJYLD
立憲が次々回の選挙で政権交代?野党たるもの次々回なんて甘えてないで次回の選挙での政権を目指すと言えと評論家や立憲支持者は言いたいのだろうが、次々回の選挙の頃には分裂して党が消滅してるだろうよ(爆)https://t.co/ZimGwUxJT2
— 菊水3756@11/5埼玉スタジアム (@minagoro1994) December 1, 2022
いつまでも支持率が低迷している現実に、立憲民主党はそろそろ真剣に向き合うべきだ。
泉代表も「次々回の選挙で政権交代」などと曖昧で自信なさげな表明しかできないのであれば、いっそ何も言わない方がいいだろう。
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